その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

蔵書整理

2017年6月、帯広大谷短大へ生原稿など発送

不安定なお天気が続きますが、みなさん、お元気でしょうか。 ブログ更新の回数が少なくなっていて申し訳ありませんが、 執筆リストや遺品の整理を余裕をみては進めています。門前仲町のマンションに遺されていたのは膨大な量の蔵書だけではありません。 身回…

副島種臣の資料を佐賀へ

なかなか片付かない草森さんの原稿類やグッズ類! 久々に時間が取れ、蔵書整理を手伝ってくれたスタッフと共に整理を再開しています。副島種臣関連は、副島種臣がhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%AF%E5%B3%B6%E7%A8%AE%E8%87%A3 佐賀出身なので、佐賀…

北海道の「草森通信」4号が出ました!

東京は、桜の季節が終わり、新緑の季節が始まりました。 皆さんお元気でしょうか。「草森紳一蔵書整理プロジェクト十勝」による 「草森通信」4号が出ました!________________________________________ ______…

北海道の「草森通信」第3号出ました!

今年も残りわずかとなりました。 すっかりご無沙汰してしまったブログ更新ですが(スミマセン!)、 みなさまお変わりございませんか?生きているといろいろなことがありますが、 草森紳一が亡くなってから8年と9カ月、 東京の蔵書整理プロジェクトを引き継…

十勝から、「草森通信2号」出ました!

台風10号の影響が心配な北海道ですが、昨夜、蔵書整理ボランティアの高山さんから 通信2号のメールが届きました。おもしろい! 寄稿文にもレイアウトにも熱意が感じられ、とてもうれしいです! ありがとうございます。「年4回発行です。今のところは順調で…

蔵書整理からはや7年!!

ちょっと探し物があって草森資料を見ていましたら、 懐かしいチラシが出てきました! まだ蔵書の行き先が決まっていなかった2009年。 草森紳一のお仲間のお一人だった清水さんの案で作ったチラシです。 このチラシを千駄木の往来堂書店に置いていただいたと…

十勝毎日新聞で、蔵書目録について大きく紹介!

(画像をクリックすれば大きくなります)先日ご報告した、草森紳一の蔵書目録データの件が、十勝毎日新聞で 報道されました。いつも許可を頂くのでここでご紹介させていただきます。 帯広大谷短大の田中学長、ご担当の吉田真弓先生、草森蔵書整理プロジェクト…

ビッグニュースが二つ! 『絶対の宣伝2』刊行と、草森蔵書のマンガ関係目録がアップ

昨夜のNHKスペシャル「新・映像の世紀」はヒトラ―の野望でした。20年前は驚嘆しつつ録画して見たものです。新版もスゴイ仕事。ただ、編集テクニックが見事過ぎることにやや違和感を感じました。 草森紳一の『絶対の宣伝』は約40年前に書かれたものですが…

帯広市図書館での「草森紳一が、いた。」展

3月13日付でご紹介した北海道帯広での草森展。 遠距離介護などでドタバタしているうちに5月26日に終わってしまった。残念なり。 丁寧な十勝毎日新聞の記事をご覧ください(許可済)。また、やや小規模になりますが、音更町図書館でも8月11日〜16日まで、展覧…

帯広市図書館で「草森紳一が、いた。」展が開催中で〜す!

北海道・音更町の帯広大谷短期大学には3万冊余りの草森蔵書を寄贈しましたが、その後、生原稿や身の回り品なども整理をしながら送り続けています。(なかなか時間がかかっているのですが) このたびそれらグッズを中心にした草森展が、帯広市図書館で開催さ…

「本の雑誌」2015年3月号は、蔵書整理特集

「本の雑誌」表紙の真ん中に、なんと草森紳一の蔵書整理プロジェクトの文字が。渡部幻さんによる原稿が26頁に掲載されています。 (多分2月末から、帯広で草森資料の一部が展示される予定です。 詳細は追ってお伝えいたします。)

「蔵書整理プロジェクト十勝」からのお客様

今月、珍しいお客様がありました。帯広大谷短期大学(北海道・音更町)に寄贈した草森紳一の蔵書約3万冊の整理に携わって下さっているお一人、木幡さんです。久々の上京らしいのですが、東京にお詳しいのにビックリ。それもそのはずで、以前は東京暮らし。そ…

草森執筆リスト、只今作成中

遅々とした歩みですが、草森紳一全執筆リストを作成中です。 今年の七回忌に、50〜60年代分だけを早急にまとめ、出席して下さった方にさしあげました。1955年〜1969年までA4サイズで25ページあります。校正が途中ですが下記に11頁目、13頁目をアップしてみま…

時が流れていきます。蔵書プロジェクト十勝から

北海道・音更町の蔵書ボランティア、内田さんから春の便りが届きました。 4月15日付けですが、最低気温が0度になり、昼間は16度のときもあって、 クロッカス、水仙、ムスカリが咲き始めたそうです。 「〜〜でもまだ雪が降ることでしょう。5月の初めにも降り…

伝説の書庫「任梟蘆」の一部をYou Tubeで公開中。

未編集の映像ですが、下記のアドレスで全7本(外観と内観)がアップされます。 http://www.youtube.com/user/kusamori

「草森蔵書整理プロジェクト十勝」から(NO.20)

事務局の内田さんからの定期便は、いつも達筆の手書きです。今回は思わず笑ってしまいました。 ボランティアのみなさんは一生懸命に整理をしてくださっているのですが、3年目を迎えても目録の校正作業はなかなか進まないとか。 そこで4月の活動日にある人が…

いかんせん、いかんせん…草森グッズの数々・・・

草森紳一の遺品のほんの一部です。セレクトして北海道の記念室行きの予定ですが、整理はまだかかりそう。 慶応で中国文学の奥野信太郎教授から麻雀と八卦をやるように言われたとなにかに書かれていましたが、 その筮竹もあれば、捨てなかったたくさんの名刺…

大型の草森グッズを十勝へ + 北海道つながりのことなど。

山口昌男先生のこと しばらくぶりのブログです。みなさん、お変わりないでしょうか。3月10日に文化人類学者の山口昌男先生が亡くなられました。 ご病気ということは知っていたのですが、 昨夜の朝日新聞夕刊で中沢新一氏の追悼文「知の世界 笑って揺らした」…

十勝の地震に。お見舞いありがとうございました。

2月2日、十勝を震源とする震度5強の地震がありました。震度5強は十勝沖地震以来、10年ぶりだそうです。http://www.tokachi.co.jp/news/201302/20130203-0014681.php 私は東京に不在で、テレビも見ておらず、遅ればせで知ったのですが、 草森紳一の記念室や資…

「草森蔵書プロジェクト十勝」(No.19)から

プロジェクト十勝の内田さんがこまめにお手紙をくださいますので、 とてもありがたく思っています。昨年暮れの、旧東中音更小学校での蔵書整理は12月22日に終了。午後からは全員で木野に移動して焼き肉店で忘年会だったとか。会員は鹿追町、音更町、幕別町、…

書庫「任梟盧」の一部をYou Tubeで公開しました!

本日11月21日は大安。東京は、初冬の陽射しが眩しい美しい日になりました。大安の21日に公開していただくように帯広の加藤肇さんにお願いしたところ、本日0時半に公開設定にして下さいました。ありがとうございます! 別に結婚式ではないのですけれどね。 昔…

11月21日、草森紳一の書庫「任梟盧」を You Tubeで公開します!

(←画像をクリックすると大きくなり、読むことができます)草森さんの故郷、北海道の音更町には1977年築の書庫「任梟盧」(にんきょうろ)が建っています。 蔵書数は、おそらく約3万冊。サイロに似た高さ約9メートルの白い塔が、雑誌「太陽」(1981年11月号…

「草森蔵書整理プロジェクト十勝」から(NO.18)

東京は台風一過で、今日は秋の空が広がりました。 天災の多い年ですが、みなさまの所は大丈夫だったでしょうか。久しぶりに音更のボランティア、内田さんからお便りをいただきました。北海道も今年は30度を軽く越える猛暑の夏だったそうですが、9月24日…

『マガジン航』に草森蔵書整理の顛末が紹介されました!

本と出版の未来を考えると言うコンセプトで発行されている『マガジン航』(編集人・仲俣暁生)というWEBマガジンがあります。 電子書籍の可能性と問題を探るという記事が主なのですが、7月の「本で埋め尽くされた書斎をどうするか」(取材・西牟田靖)とい…

『中国文化大革命の大宣伝』の生原稿や資料などを、帯広大谷短大へ

草森蔵書以外に、生原稿等も寄贈するお約束になっています。なかなか整理がつかないのですが、それでも今までに『文字の大陸 汚穢の都』(2010年 大修館書店)の 「しにか」連載生原稿やゲラ、『本が崩れる』(文春新書)の生原稿やゲラ、 石川啄木や柳原白…

草森紳一 蔵書寄贈前夜の奇跡の日々 (蔵書整理プロジェクト関連 NO.17)

昨日アップした「編集余録」(7月3日付十勝毎日新聞)で、帯広大谷短大の田中教授が 草森蔵書の受け入れを「奇跡」という言葉で表現されたことに触れている。思わず3年前にタイムスリップしてしまった。 寄贈する側の私たちにとっても、本当に奇跡的な進行だ…

「蔵書整理プロジェクト十勝」からのお便り NO.16

いつものように音更町のボランティア、内田さんからのお便りです。 7月から東中音更小学校(廃校)での作業は、希望者をつのって午後も続けられるようになったそうです。涼しい北の国?ではなく、7月28日は33度を越える暑さになり、冷房がないため、窓を開け…

草森紳一の、蔵書リストと著作リストは・・・

先日、「草森さんの目録はネットにアップされていますか?」というお尋ねをいただきました。残念ながら未だです。 東京での目録入力は、2009年の4月末に終了しました。 その後は寄贈先の交渉と寄贈がそれに続き、目録の校正→ 完全原稿→ 一般公開は寄贈先の帯…

円満字さんが、『舟を編む』の三浦しをんさんと対談です!

蔵書整理プロジェクトの中心になり、ご尽力下さった円満字二郎さんが10冊目の著書『漢字ときあかし辞典』(研究社)をお出しになりました。 2320字のそれぞれの漢字にピッタリの見出しがとても面白い! 分かりやすい! 楽しい! ユニークな試みの辞典で、著…

山口昌男先生のこと+音更町の活動のご報告(蔵書整理プロジェクト十勝 NO.15)

前回ご紹介した神谷忠孝氏の北海道新聞のコラムで、山口昌男氏が美幌町の出身であったことを知った。そうだったのか。 札幌大学の学長になられたとき、草森さんに来ませんかという電話があったことを聞いた。 もちろん草森さんは、お断りしたのだけれど。私…

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人