その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

「草森蔵書プロジェクト十勝」(No.19)から


プロジェクト十勝の内田さんがこまめにお手紙をくださいますので、
とてもありがたく思っています。

昨年暮れの、旧東中音更小学校での蔵書整理は12月22日に終了。午後からは全員で木野に移動して焼き肉店で忘年会だったとか。会員は鹿追町音更町幕別町帯広市と広い地域から参加されているため一堂に会する機会がなかなかなく、この日は50代の新しく入会された方や帯広大谷短期大学の中川学長も出席され、初めてのにぎやかな集いになったそうです。田中教授が来られなかったのは残念でしたね。

北海道地域活動振興協会からの助成金で購入したおそろいのエプロンで作業する様子が、年が明けた1月6日、十勝毎日新聞に掲載されたというご報告もいただきました。(画像をクリックすると大きくなります)

今年の北海道はとくに寒さが厳しく、音更町は最低気温がマイナス20度前後、音更から1時間ほど北の陸別ではマイナス30度と、車のエンジンがかからない寒さといいます。
内田さんのお手紙に
「北国ですから仕方ありません。私が子供の頃はマイナス25度など珍しくありませんでしたし、立木が凍って裂ける凍裂音をよく聞きました。布団の襟もいつも凍っていましたし」
お〜〜読むだに震えがきます! 内田さんと草森さんは同じ音更町です。草森さんもよく、寒さのために樹が凍ってどさっと倒れる音がするんだと言われていましたが、凍裂音というのですね…

東京の蔵書整理でも雪の降る日に冷え切った本を開いて奥付の入力をしたことを思い出しますが、寒さは比較になりませんね。

みなさん、体調にお気をつけて、どうぞよろしくお願いいたします。

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人