その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

紹介御礼!

「日本の古本屋メールマガジン」<書庫拝見>に草森蔵書!

「日本の古本屋メールマガジン」に、一箱古本市の発案者・南陀楼綾繁さんの人気連載<書庫拝見>があります。 このたび、南陀楼さんの取材により帯広大谷短大の草森蔵書(前編)と、任梟盧の草森蔵書(後編)が掲載されました。 初夏の取材は思いがけない出…

草森紳一は、音更にいた! 『文芸おとふけ』に50ページの特集です。

2021年の大晦日です。 皆さん、どのようにお過ごしでしょうか。 ワヤワヤとあわただしく、ご紹介が遅くなりました。 北海道の音更町文化協会が発行する『文芸おとふけ』53号(11月刊)で、 昨年に続き、草森紳一特集が組まれました。今回は50頁もあり執筆陣…

北海道の「草森通信18号」出ました! マンガ展も音更図書館で開催!

草森蔵書ボランティアの人々の手になる通信の18号が届きました。 コロナ禍のなかでも作業は進行されているようです。集う事もできない日々、大変だったことでしょう。 通信は1枚のペーパーの表裏ですが、冒頭の加藤さんの文章他、今回も読み応えがありま…

2021年の「草森紳一1/230蔵書展」は、マンガ! 蔵書目録のサイトについてもご説明!

ご報告です。 緊急事態宣言が解除された北海道で、「草森紳一1/230蔵書展」が開催されました。 2018年からスタートした「草森紳一1/230蔵書展」。 今年はコロナ禍で中止になったのですが、北海道の緊急事態宣言が9月30日に解除され、翌10月1日には帯広市図書…

音更(おとふけ)に建つ文化財・草森書庫

このブログでもおなじみの「十勝毎日新聞」。 1919年に「帯広新聞」として創刊。翌1920年に「十勝毎日新聞」と改称され、以後、地域活性化の源となって今年、創刊102年を迎えた歴史ある新聞社です。 でも印象は、とても若々しく元気。新聞以外の様々なメディ…

愛敬浩一著『草森紳一の問い』が出ました! 草森没後の19冊もご紹介!

一昨日の3月19日は、草森紳一の命日でした。 去年、東京の光圓寺さんで十三回忌の法要を行うつもりでしたが、コロナが広がり始めていたため、やむなく延期に致しました。ご高齢にもかかわらず矢崎泰久氏や、高橋睦郎氏ほか、ご友人や、編集者の方々からご出…

歴史的な「文芸おとふけ」に、草森紳一の特集です!

コロナの第3波が拡がりつつあります。みなさん、お変わりないでしょうか。 とくに北海道の札幌と十勝には、草森さんのご友人たち、また蔵書整理でお世話になっている方々が多いのでとても心配です。 みなさん、くれぐれも、くれぐれも、お気をつけて過ごさ…

『雑文の巨人 草森紳一』(柴橋伴夫著)、南陀楼氏による書評です!

編集者・ライターとして活躍する南陀楼綾繁さんが「読書人」(6月12日号)で書評をされていたことを芸術新聞社の相澤様からお教えいただいた。ご本人にご連絡をすると、「書店でこの本を手に取って、ぜひ紹介したいと思って読書人に打診しました」とのこ…

『雑文の巨人 草森紳一』の書評です(2)

群馬の詩人・作家の愛敬浩一氏から「季刊 詩的現代」(33号)をお送りいただきました。ありがとうございます! 『雑文の巨人 草森紳一』(未知谷刊)の書評が掲載されています。 愛敬様からの初めてのご連絡は、回想集『草森紳一が、いた。』のご注文でした…

『雑文の巨人 草森紳一』(柴橋伴夫著・未知谷刊) 初の草森紳一論集です!

今年は、草森紳一の十三回忌に当たります。亡くなったのは、2008年3月19日(と思われます)。前日まで編集者とやりとり、当日の明け方も近くのコンビニに。門前仲町の自宅で急逝でした。 3月になんとか間に合わせたいという、草森の親友嵩文彦氏(札幌在・『…

北海道の「スロウ」夏号で、 田中学長が語る「草森紳一蔵書プロジェクトの意義」

豪雨災害にコロナに熱波襲来と、2020年はかってない年になっています。 皆さん、お元気でしょうか。 くれぐれもお気をつけて。なんとか乗り切ってまいりましょう。 先日、帯広大谷短大の吉田先生から、オシャレな雑誌をお送りいただきました。 北海道の自然…

十勝の「草森通信」9号と10号。遅くなりました!

更新を休んでいたためアップできていなかった北海道・十勝の「草森通信」をご紹介します! 9号は、2019年2月28日発行、10号は、2019年5月31日発行です。 文春新書「本が崩れる」が、中公文庫になってまもなくの頃でした。 草森さんの初期のマンガ本の紹介も…

『三田文學』2018年秋号は、特別に読み応えあり!

『三田文學』2018年秋季号の目次を見ていただければ、説明の必要がないでしょう。 永井荷風と奥野信太郎は、草森紳一の人生を大きく動かしたと言える人たちです。奥野信太郎氏は慶応大学中国文学科教授。草森さんは、奥野氏の授業で唐の詩人李賀を知り、500…

『明日の王 詩と評論』(あすのおう)の書評と、感想をご紹介。

暑い、暑い、と言っている間に7月も半ばです。西日本豪雨後の惨状が心を去りません。政治がひどいので、ますます憤激ですが、自分の頭が切れてしまったらマンガになります。心を洗うこと、楽しいことを思い浮かべつつ・・・ 愛敬浩一氏から「詩的現代」をご…

『明日の王 詩と評論』の書評出ました!

『明日の王 詩と評論』草森紳一・嵩文彦共著(未知谷刊)の書評が相次いで出ましたので、以前の分も合わせてご紹介いたします! ゴールデンウィークのお休みにぜひご一読を!!北海道新聞 4月8日付十勝毎日新聞 4月11日付 毎日新聞 2月11日付 「ENGINE EYE …

草森紳一が敬愛した井上洋介氏の豪華作品集!

昨年亡くなった井上洋介氏の作品集が、夏に出版されています。編者は、絵本とギャラリーの店トムズボックスを主宰されていた土井章史氏で、版元は玉川大学出版部。 奇怪なタブロー作品260点を掲載した豪華本(13,000円)と絵本画集(2000円)の2種。没後1年…

劇画作家、バロン吉元の『画侠伝』に。

60年代以後の劇画作家のヒーローの一人、バロン吉元氏。半世紀にわたる画業を振り返った作品集が今春、リイド社から出版されました。 A4サイズ、約250ページの豪華本。付録には、バロン吉元を囲んで足立守正、エ☆ミリー吉元、山田参助各氏との座談会や、時…

続 1966年ビートルズの隣の部屋で・・・

「レコード・コレクターズ」7月号の特集はチャック・ベリー追悼でした。8月号はプリンスの「パープル・レイン」で、すごくおもしろい。 私的には、「追憶の『泰安洋行』」、「洋楽マン列伝」、「レコード・コレクター紳士録」、「蒐集奇談」を読みふけりまし…

ポストに草森関連の郵便物が2つ

タイ二ィ・オフィスのドラセナは2代目で先代からすでに30年余り。 元々は8センチほどの幹の太さだったのですが、急に枯れかけたので枝を切って挿し木にし、それから20年を過ぎて4本が生きています。そのせいか幹が細いのですが、葉を茂らせ、花を咲かせたり…

「〈格闘〉する草森紳一」と題された論文!

北海道関連のニュース第三弾です。「〈格闘〉する草森紳一 -増殖する言葉たち、あるいは完成原稿を夢見て-」草森蔵書の寄贈先、帯広大谷短大の田中厚一学長による魅力的な論文のタイトルです。草森紳一と本の関係から書き起こし、手塚治虫についての評論を採…

未発表原稿発見! 北海道新聞、十勝毎日新聞に掲載。

猛暑続きだった梅雨が明けたと思ったら、 今日は雨です。お昼頃はひんやりと寒さを感じるほどでした。 外の樹々やお散歩の犬もうれしそうです。さてご報告が遅くなりましたが、6月にうれしいことがありました。草森紳一全執筆リストの作成や生原稿の整理を、…

『絶対の宣伝4 文化の利用』池内紀先生の書評です!

本日版元の文遊社さんからお教えいただきましたので、早速お伝え。 「サンデー毎日」(2017年3月5日号)の書評欄、 池内紀先生による『絶対の宣伝4 文化の利用』の書評です。すばらしい。

北海道新聞に十勝の活動が!

北海道の台風被害がひどく、心痛みます。音更近辺はそうひどくはなかったようですが、 お見舞い申し上げます。 8月30日に草森通信についてお伝えしたばかりですが、タイミングよく、十勝の草森蔵書整理プロジェクトの活動を紹介した北海道新聞が届きました。…

うれしいニュースが北海道から!

今日は東京は初の猛暑日となったようです。 ご無沙汰ですが、みなさんお元気でしょうか。北海道も地震や豪雨のニュースで驚かされますが、 十勝の皆さん、お変わりございませんか?いつもご報告が遅くなって恐縮ですが、蔵書整理の新聞ができましたと 帯広大…

草森紳一、父の肖像(下)

お伝えが遅くなりましたが、 鎌倉の文芸タウン誌『かまくら春秋』4月1日号に「父の肖像 草森紳一(下)」が掲載されました。 今回は、「”父−手塚治虫さん−ホワイトライオン−私”の円環的なつながりにも触れました。どこかで機会がありましたらぜひ手に取っ…

草森紳一、父としての肖像

(画像をクリックすると大きくなります)鎌倉の歴史あるタウン誌『かまくら春秋』。 その3月1日号に、草森紳一の娘・東海笑子が「父の肖像」(上)を書いています。 どういうご縁で依頼をいただいたのか分かりませんが、 「父については書きたいことがたくさ…

十勝毎日新聞で、蔵書目録について大きく紹介!

(画像をクリックすれば大きくなります)先日ご報告した、草森紳一の蔵書目録データの件が、十勝毎日新聞で 報道されました。いつも許可を頂くのでここでご紹介させていただきます。 帯広大谷短大の田中学長、ご担当の吉田真弓先生、草森蔵書整理プロジェクト…

草森紳一のナチス・プロパガンダ『絶対の宣伝 1』が

一昨日、東京堂の前を通りがかったらナチスの本が、と 写真をお送りいただきました。 ド真ん中の赤い本。目立ちます。 東京神保町、東京堂のショーウィンドウです。 芸術新聞社の根本さん、ありがとうございます!

音更町での講演

8月17日付けのブログでご紹介した草森紳一に関する講演(場所・北海道音更町図書館 講師・帯広大谷短期大学学長・田中厚一氏)が6日に無事終了したとのこと。内容は、①蔵書管理に関する経緯と今後の方向性、②生原稿から見た文章作法について、③「広告批評」…

音更町図書館で「草森紳一が、いた」展が開催されました。

(8月12日付十勝毎日新聞) 帯広市図書館での「草森紳一が、いた」展につづき、ちょうどお盆休みの期間に 音更町図書館でも展覧会が開催されました。 主催は、草森の故郷である音更町、帯広大谷短期大学、草森蔵書整理プロジェクト十勝です。写真と資料をお…

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人