その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Getback,SUB!  Getback,70s!!

『記憶のちぎれ雲』を出してくださった本の雑誌社から、昨日、厚い小包みが届いた。 中の本を取り出して、装丁を見た途端、「ア、70年代」と思う。スタイリッシュなデザインに、ロゴに、幅広の帯のカモメの飛ぶ海の写真やダークブルーの色に。 それもそのは…

草森紳一の映画の本が

草森さんの映画の本が出そうで、まだ出ません。昨年末か今年初めに出版と聞いていましたので確実な話なのですが。まあ、楽しみに待つことにしましょう。 草森紳一は大学を卒業した後、映画監督になりたくて東映を受けたことをいろんなところで語っています。…

草森紳一蔵書整理プロジェクト第三部も進行しています! (NO.4)

時は流れていきますね。物語を作りながら… 2008年3月に草森紳一が急逝し、その後、残された蔵書をいったいどうするか、遺族で悩みに悩んだ上で、ボランティアの人たちの協力を得て蔵書整理が始まりました。 永代橋のマンションに山となり谷となっていた膨大…

森岡書店・森岡さんの『写真集』ステキです!

8月9日付けブログで、その後もご報告させていただいた草森紳一写真展「本は崩れず」でお世話になった森岡書店の森岡督行さんが、平凡社のコロナ・ブックスから本をお出しになりました。 帯のキャッチフレーズは「誰かに送りたくなる108冊」。 森岡さんが選び…

草森紳一書き出し劇場6 『中国文学名作全集1 史記』

平井徹氏(慶應義塾大学講師)による児童を対象にした中国古典の翻訳についてご紹介したので、草森さんの最初の本(訳書)を紹介しなければ! 1967年に盛光社から刊行された『中国文学名作全集』で、表紙にも背にも〈奥野信太郎編集〉が謳われています。草森…

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人