その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

子どものための中国古典の翻訳について

子どものころにどんな本を読んでいたか。 思い出すのは、講談社の『少年少女世界文学全集』だ。箱入りで、中の表紙は品の良いワインレッド。今思い出してもワクワクする。そして口絵のカラーの美しかったこと! だけど私の場合、本を読むより、外で遊ぶ方が…

日本推理作家協会の会報に

「本が崩れず」写真展の初日、矢崎泰久氏と南陀楼綾繁氏のトークがありました。その後、草森さんの慶應大学・推理小説同好会の後輩でミステリ研究家の松坂健さんから、 「いやあ、トークショー、猛烈に面白かったです。やっぱり麻雀の話になりますね。僕も一…

抱腹絶倒「あの人がいた」出版ライヴ

9月17日の土曜日、『話の特集』の伝説的編集長、矢崎泰久氏の出版ライヴに行ってきました。(8月30日のブログにチラシをアップしています) 目白から線路沿いに7、8分。自由学園明日館までの細い道には、しゃれたレストランやリサイクルブティックがぽつぽつ…

草森紳一書き出し劇場5 『随筆 散歩で三歩』

草森紳一写真展のあとでご紹介しなければならないのは、もちろんこの一冊です。副題に“コンパクトカメラの新冒険”とあり、1992年に話の特集から出版されました。全420ページの大著ですが、あてどなく歩くうちに目に飛び込んできたものを撮る、その草森紳一流…

評論家の阿部嘉昭氏から、「本は崩れず」写真展について寄稿がありました!

阿部嘉昭氏と言えば、草森さんが亡くなった直後の印象深いブログ「草森紳一さんが亡くなった」を思い出します。 今回、蔵書整理プロジェクトに参加する編集者・中村健太郎さんの協力のもと、写真展評をいただくことができましたので、一挙掲載させていただき…

私事で恐縮ですが……今日はファッションの本のお話

今年の初夏、駆け足でイギリスに行ってきました。 アート系では実績のある小さな大学を訪問したのですが、 居心地の良い図書館を見学していてビックリ! 私が編者の『VIONNET』(ヴィオネ)の本が、ファッションの棚に きちんと所蔵されていたのです。こんな…

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人