新刊ニュース
2023年1~2月のニュースをお伝えします! 遅くなってしまい、申し訳ありません。いつも「草森通信」をお送りくださる帯広大谷短大の加藤さん、蔵書ボランティアの高山さん、ありがとうございます! 司書の加藤さんは、大学の地域連携推進センター生涯学習室…
今年5月の新刊です。草森紳一に対する好奇心と、敬愛に満ちた一冊!! 初めて愛敬(あいきょう)浩一氏からご連絡を頂いたのはいつだったか・・・ 今調べると、2011年の初めころに回想集『草森紳一が、いた。』のご注文をいただいています。それから半年ほど…
中公文庫『随筆 本が崩れる』(2018年) 昨日のブログでご紹介した「草森通信9号」に、『随筆 本が崩れる』の文庫が紹介されていましたので、あらためて再度ご紹介! ●中公文庫の付録 2005年に文春新書で出版されて版を重ね、2018年11月に中公文庫に仲間入り…
『随筆 本が崩れる』(草森紳一著・中公文庫)が、本日発売です。 帯文は、ナント、又吉直樹氏!付録として、随筆5篇「魔的なる奥野先生」「本棚は羞恥する」「白い書庫 顕と虚」「本の精霊」「本の行方」が加わりました。 解説は、平山周吉氏による「六万…
2005年に文春新書で出版され、話題を呼んで版を重ねた草森紳一の『随筆 本が崩れる』。たった一人、マンション内に増え続ける本たちと共生し、雪崩のように崩れた本にお風呂場に閉じ込められた日の一部始終をつづった「本が崩れる」、野球少年だった頃を回顧…
『「明日の王」詩と評論』が、1月末に未知谷から刊行されました。 2017年12月30日のブログでもお伝えしましたが、遺品を整理中に発見された草森の130枚の詩論を、詩の作者である嵩文彦氏が本にまとめられたもの。 没後10年。同級生の親友から、天国の草森紳…
夏の初めころ、草森さんの執筆リストの作成をしていたとき、整理中の本や生原稿のなかにゲラの束が見つかりました。 帯広柏葉高校の同級生で詩人、嵩文彦氏の「明日の王」についての評論でしたが、どうしても掲載誌がわかりません。直接、嵩氏にお尋ねしたと…
ご紹介が少し遅くなり、申し訳ありません。 1月16日に『絶対の宣伝4 文化の利用』(文遊社刊)が出ました! これで全4巻が揃いました。 2015年7月4日に第一巻『絶対の宣伝1 宣伝的人間の研究ゲッペルス』をご紹介していますので、大部の本であることを考え…
[:]草森紳一著『絶対の宣伝』第3巻、「扇動の方法」が出ました! 文遊社さん、ありがとうございます。3冊の中で一番厚い530ページ。 3巻目の解説は、映像文化論がご専門の長谷正人氏です。 ぜひ、書店で手にとってご覧ください。4巻目「文化の利用」はさら…
昨夜のNHKスペシャル「新・映像の世紀」はヒトラ―の野望でした。20年前は驚嘆しつつ録画して見たものです。新版もスゴイ仕事。ただ、編集テクニックが見事過ぎることにやや違和感を感じました。 草森紳一の『絶対の宣伝』は約40年前に書かれたものですが…
1978年のオリジナル版から37年。 新刊書のようなインパクトある装丁(加藤賢策氏)で『絶対の宣伝ナチス・プロパガンダ』が出版されました。 草森紳一が亡くなった直後から、今こそ出すべきと言って下さる何人かの編集者がいましたが、大部の著、しかも4巻本…
草森紳一の新刊『その先は永代橋』(幻戯書房)が快調です! 亡くなる直前まで書きすすめられていた連載をまとめたものですが、発売翌週には東京堂書店で売り上げ8位にランクインとか。元『クイック・ジャパン』の編集長で、「記憶のちぎれ雲」のご担当だっ…
幻戯書房さんから見本が送られてきましたので、さっそくご紹介。 蔵書整理プロジェクトに参加していた中村健太郎さんと幻戯書房の名嘉真氏から企画のお話を聞いたのは3月初めですから、ものすごいスピードです!内容は、『東京人』(1996年4月〜10月号)連載…
皆さんお花見はなさいましたか? 私はこの2週間、予期しないことが起こって息切れしそうな日々を過ごしました。 生と死が身近だったので、やっと帰京した4日に見た近所の花々のあふれる生命力に涙が出そうになりました。草森紳一の没後13冊目の本がまもなく…
「神保町の東京堂書店では、発売後たちまち〈週間ベストセラー〉の第7位に登場しました」と芸術新聞社のご担当者からメールをいただきました。 高額本にもかかわらず快挙です。 「瞬間風速でも7位とはすごい」と、元草森番の編集者。 本日のAMAZONでは、「…
草森紳一による李賀と周辺についての原稿一覧がまとまってきましたので、ここにアップしておきます。 間違いや抜けているものなども多々あるかもしれません。お気づきの点があればお教えいただければ幸いです。 (画像をクリックすれば大きくなります) ☆李…
『李賀 垂翅の客』の見本が出来上がりました。函は3月20日にアップしたチラシの写真よりはるかにシックで存在感のある装丁(熊谷博人)。表紙は布装で箔押しと大変ぜいたくな造りですが、二段組みにもかかわらずとても読みやすい本文組みと索引、新しい李賀伝…
草森紳一の生涯のテーマであった中唐の詩人李賀(791−817)。 1965年から1976年にわたり「現代詩手帖」に書き継がれた伝説の連載が、単行本になりました。 草森紳一が急逝した後、李賀は本にならないのですか?と何人の人から言われたことでしょうか。そう言…
ジュンク堂の田口さんに、「どうしてバーコードを付けなかったの?」と言われてしまいましたが、 著作権のこともありましたし、制作の山場に家族の入院という思いがけない事態も起こって、熟慮する余裕が全くなくなり、ただただ草森さんの寅年に間に合わせた…
久々にうれしいビッグニュースです。60-70年代に数回にわたり『現代詩手帖』に連載され、多くの読者を惹きつけた「垂翅の客 李長吉伝」が本になります。ちょっと早いですが、お知らせ。 出版社は、『中国文化大革命の大宣伝』を出して下さった芸術新聞社です…
草森さんの映画の本が出そうで、まだ出ません。昨年末か今年初めに出版と聞いていましたので確実な話なのですが。まあ、楽しみに待つことにしましょう。 草森紳一は大学を卒業した後、映画監督になりたくて東映を受けたことをいろんなところで語っています。…
7月24日の「毎日新聞」朝刊に『記憶のちぎれ雲』の書評が出ました! 以下、毎日新聞のサイトからの引用です。 今週の本棚・新刊:『記憶のちぎれ雲』=草森紳一・著 (本の雑誌社・2940円) 草森紳一(一九三八−二〇〇八)未刊行の人物論。若き日、一九…
『QJクイック・ジャパン』(04年7月号〜07年6月号)に18回にわたって連載され、このサブカル雑誌の中でもひときわ渋い輝きを放っていた「記憶のちぎれ雲」がやっと単行本になります。書店に並ぶのは今月の23、24日ごろとか。 生前の草森さんの希望を生…
政財界人向けの『ニューリーダー』(はあと出版)という冊子があります。草森紳一はこの冊子に1993年から2005年まで12年間にわたって、 「汗血の飛沫――幕末の人と書」を執筆しました。 採りあげた人物は、坂本龍馬、山岡鉄舟、高杉新作、西郷隆盛ら13名。 20…
「ささやかでもよい、回想集をぜひ」と思ってスタートさせた『草森紳一が、いた。』が500ページを越える大著になり、お気に入りのいくつもの書店で置いていただけるようになって、ちょっと信じられない気持ちです。特別に営業活動をしているというわけでもあ…
『QJ』(クイック・ジャパン)の2004年7月号から約3年間連載された「記憶のちぎれ雲」が、本の雑誌社から出版されることになりました。(左は、第5回掲載号) 登場するのは、真鍋博(イラストレーター)、古山高麗雄(編集長、作家)、田中小実昌(翻訳家…
「崩れた蔵書の山の中から 草森紳一蔵書整理プロジェクト」(1月22日、3月6日)でもお伝えしましたが、自費出版の『草森紳一が、いた。』は口コミで熱く拡がり、みなさまのご協力で書店にも並ぶことになりました。ありがとうございます! ぜひ書店で手に取っ…