その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

ビッグニュースが二つ! 『絶対の宣伝2』刊行と、草森蔵書のマンガ関係目録がアップ


 昨夜のNHKスペシャル「新・映像の世紀」はヒトラ―の野望でした。20年前は驚嘆しつつ録画して見たものです。新版もスゴイ仕事。ただ、編集テクニックが見事過ぎることにやや違和感を感じました。
 草森紳一の『絶対の宣伝』は約40年前に書かれたものですが、映像と異なり書物は内省させる力と時間を持っているので、深く心に沈澱します。現在こそ読まれるべき時と思います。1の解説は片山杜秀氏でしたが、2の池内紀氏の解説も素晴らしい。

 続巻は、『絶対の宣伝3 扇動の方法』、『絶対の宣伝4 文化の利用』。タイトルにドキドキしますね。奥付には近刊としかありませんが、楽しみに待ちましょう。

『絶対の宣伝1』については7月4日のご紹介文を見ていただければ。



 もう一つのニュースですが、北海道に渡った草森蔵書のその後です。

 ゆったりと着実に整理が進んでいます。帯広大谷短大とボランティアのみなさん、ありがとうございます!
 マンガ関係の蔵書2374冊の目録が、帯広大谷短期大学のブログにアップされました。
 サイト左側の学校情報、「草森紳一記念資料室」をクリックすると、上記のバナーが現れ、またクリック。
すると目録リストも、各本の表紙も見ることができるようになっています(表紙写真のないものもありますが)。
ぜひ、アクセスして下さい。来春には記念室の蔵書が衣替えをして、目録のマンガ本に変わるそうです。
見に行きたいですねえ〜〜

追伸)
帯広大谷短大の吉田先生からの連絡です。マンガ関係の蔵書は増えて計2513冊、校内の草森記念資料室の本の衣替えは先週すでに終了して、学生たちの注目を集めているそうです。(2015.12.24)

メディアの取材申し込みもあるようですので、またご報告いたします!

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人