その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

草森紳一書き出し劇場18 『争名の賦』

今朝がた、バス停に向かっているとき、秋風に立ち向かうように右肩が前に出て身体が斜になり早足になった。
ふと、草森さんの歩き方みたい、と懐かしく思い出した。

そこで、というわけではありませんが久々の草森紳一書き出し劇場です。


今回は『争名の賦』(昭和53年・徳間書店)。

帯の文句に
「低成長・高度管理社会の世ゆえに、より強く生きねばならぬ。〜〜〜古代中国を彩った韓非子孔子屈原ら、外貌の陰でいかに激しく己れの売りこみを策したか、その鮮烈な生きざまを現代に投映した脅威の書!!」とあります。

『絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ』より先に出ることになった草森紳一の「自己宣伝」についての最初の書籍。40年近く前に書かれたとは到底思えない新しさ。現在こそ読まれたい。

目次内容は、草森紳一HP「白玉楼中の人」の著作目録のページ、16番目で見ていただけます。

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人