その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

草森紳一書き出し劇場13 『狼藉集』

 前々回のブログに羽良多平吉氏の名前が出てきたので、今回は羽良多平吉装丁・デザインによる『狼藉集』をご紹介。
草森紳一の著作としては訳書をのぞいて、7冊目。1973年11月、ゴルゴオン社刊です。

60年代後半から70年代初めにかけての短文エッセイが105篇詰まっています。
目次については、HP「白玉楼中の人」の著作目録をご覧ください。すべて入力されております!


下左は、「自分の写真も入れたいなんて言うんだよ。まいっちゃったなあ」と草森さんが言われていた、新進デザイナー羽良多氏(左)と並ぶ見開きページです。
写真を撮られることの苦手な草森さんを説得のための戦略だったのか、宇宙人のようにカッコいい(!)ご自分も初の装丁本に登場してみたいお気持ちだったのか(??)
右は最初の見開き(書き出し)です。


(画像をクリックすると大きくなり、読むことができます)

   

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人