草森紳一が、婦人画報社で編集者として働き始めた60年代初めから、2008年3月、門前仲町のマンションで急逝しているのが発見されたその日迄ずーっと、無二の悪友同士だったお二人。
3年前(え、もうそんなに!)にブログ「崩れた蔵書の山の中から」にアップしたお二人の写真を見ていると、今も胸がいっぱいになる。
そうそう、今思い出したけれど、この「流行通信」のページの担当者だった平野さんが、「草森さんが異常に緊張しちゃってさ」って言っていたのを思い出す。
草森紳一が逝ってしまった後、大倉さんはどのような日々を過ごされて来たのだろう……
と思っていたら、今年2月に豪華で洒落た『JAZZ NOTE』(芸術新聞社刊)が出て、今度は待望の写真展だ。うれしい!
下記は、ご本人からの、オープニング招待状の文面です。
「ご無沙汰しております。お変わりなくお過ごしのことと思います。
月日が経つのは早いもので、本人が無自覚のまま、ジジイになってしまいました。
柄にもなくシミジミといままでの仕事を振り返ってみますと、1961〜1990年のJAZZ の写真の中に、かなり貴重な記録がありました。今年の2月に芸術新聞社から『JAZZ NOTE』という写真集になって出版されました。
その本がご縁で、JCIIから展覧会開催のお誘いがありましたので、こんなやりきれない時代だからオープニングパーティーをやるべきだと思いました。
普段着のままお誘いあわせの上、お出かけください。少し早めにおいで戴いて展示写真を観てくださると嬉しいです。
お目にかかるのを楽しみにお待ちしております。
大倉 舜二 」
パーティは関係者のみでしょうけれど、会期は11月6日から12月2日迄。JAZZはいま静かなブームでもあります。ぜひのぞいて下さい!!