その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

文庫版『随筆 本が崩れる』出ました!

『随筆 本が崩れる』(草森紳一著・中公文庫)が、本日発売です。
帯文は、ナント、又吉直樹氏!

付録として、随筆5篇「魔的なる奥野先生」「本棚は羞恥する」「白い書庫 顕と虚」「本の精霊」「本の行方」が加わりました。
解説は、平山周吉氏による「六万二千冊の『蔵書にわれ困窮すの滑稽』」。短文ながら草森紳一の仕事と一生が凝縮され、好奇心をかきたてられる名文。ぜひ書店で手に取ってください!

神保町の東京堂書店さんで、来週には大倉舜二氏撮影の崩れた蔵書の山の写真が展示されるのも楽しみです。

今回の出版は、今年3月、西牟田靖著『本で床が抜けるのか』のB&Bトークをきっかけに、西牟田さん、仲俣暁生さんのご尽力で実現しました。中公文庫のご担当者にも感謝! 又吉さんへのご紹介や解説文は、元草森紳一の編集者だった方々のおかげです。草森さんの人徳ですね。


左は2005年刊の文春新書版、右は新編集による増補版の中公文庫です。派手になりましたね!

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人