その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

2018-01-01から1年間の記事一覧

十勝の「草森通信8号」出ました!

北海道もとても寒くなったと思います。皆さんお元気でしょうか。 「草森通信8号」、ボランティアの高山雅信さんからお送りいただいたのが12月7日。 風邪を引いたり、年末進行などでドタバタしてご紹介が1週間遅れとなってしまいました。申し訳ありません! …

文庫版『随筆 本が崩れる』出ました!

『随筆 本が崩れる』(草森紳一著・中公文庫)が、本日発売です。 帯文は、ナント、又吉直樹氏!付録として、随筆5篇「魔的なる奥野先生」「本棚は羞恥する」「白い書庫 顕と虚」「本の精霊」「本の行方」が加わりました。 解説は、平山周吉氏による「六万…

11月21日、『随筆 本が崩れる』増補版が、中公文庫から出ます!

2005年に文春新書で出版され、話題を呼んで版を重ねた草森紳一の『随筆 本が崩れる』。たった一人、マンション内に増え続ける本たちと共生し、雪崩のように崩れた本にお風呂場に閉じ込められた日の一部始終をつづった「本が崩れる」、野球少年だった頃を回顧…

『三田文學』2018年秋号は、特別に読み応えあり!

『三田文學』2018年秋季号の目次を見ていただければ、説明の必要がないでしょう。 永井荷風と奥野信太郎は、草森紳一の人生を大きく動かしたと言える人たちです。奥野信太郎氏は慶応大学中国文学科教授。草森さんは、奥野氏の授業で唐の詩人李賀を知り、500…

北海道・音更(おとふけ)の草森蔵書は、まっこと幸せもん。

持ち主が亡くなった場合、本たちはどうなるのか? 高名な作家や研究者のまとまった蔵書は、かつては故人の記念館で保存されるか、図書館や大学の研究機関に寄贈されて、公の遺産として活用されたものです。 しかし最近では、増え続ける本の保管場所に窮し、…

北海道NHKニュースから。蔵書展の映像です。

北海道ニュースwebから。webにいつまでupされているのかわかりませんが。https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181016/0004901.html

音更町図書館でも開催。NHKニュース(帯広)で放映されました!

10月16日付ブログでお伝えした草森蔵書のうち写真本だけに絞った展覧会が帯広市図書館に続き、音更町図書館でも開催され、盛況のうちに終了しました。10月16日の午前、なつかしいNHK帯広のディレクターの方からお電話をいただき、びっくりしました。この方は…

帯広で、「草森紳一 1/230 写真集テーマの草森蔵書展」開催中!

お久しぶりのブログ更新です。 ウルトラ酷暑の夏が過ぎたと思ったら、猛烈な台風が何回も! ようやく穏やかな秋が始まりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 ご報告が遅くなりましたが、北海道の帯広市図書館で8月28日〜30日まで、草森紳一蔵書の中か…

草森紳一本は、消えた出版社ばかり?!

イライラ。 本屋が近くにないから。早く読みたい雑誌があるのに、本屋がない。 近くにあった大きな本屋3軒はとっくになくなった。 古本屋もこの町には5〜6軒はあって、お散歩の楽しみだったのに、もうない。乗り換えの渋谷駅B1のブックファーストは便利だっ…

『明日の王 詩と評論』(あすのおう)の書評と、感想をご紹介。

暑い、暑い、と言っている間に7月も半ばです。西日本豪雨後の惨状が心を去りません。政治がひどいので、ますます憤激ですが、自分の頭が切れてしまったらマンガになります。心を洗うこと、楽しいことを思い浮かべつつ・・・ 愛敬浩一氏から「詩的現代」をご…

草森紳一の書庫、任梟盧が大きく紹介されました!

ご報告が遅くなりました。6月3日付の十勝毎日新聞、全8段です。すばらしい!!しかし、この異常気象、とくに豪雨が心配でたまりません・・・専門家に徹底的にチェックしていただき、改修工事をするとなると、いくらくらいかかるでしょうか・・・草森紳一が亡…

北海道の「草森通信」7号が届きました!

このところひどい政治・社会状況が続いていますが、自然の猛威もひどく言葉もありません。西日本各地の豪雨で被災された皆様方に心よりお見舞い申し上げます。北海道の十勝も豪雨、猛暑と厳しい天候らしく心配していたのですが、いつもどうり「草森通信」7号…

『明日の王 詩と評論』の書評出ました!

『明日の王 詩と評論』草森紳一・嵩文彦共著(未知谷刊)の書評が相次いで出ましたので、以前の分も合わせてご紹介いたします! ゴールデンウィークのお休みにぜひご一読を!!北海道新聞 4月8日付十勝毎日新聞 4月11日付 毎日新聞 2月11日付 「ENGINE EYE …

「蔵書整理トーク」3月30日付ブログの続きです

雪の日のトークからまだ1か月も経たないのに、 桜の季節へ、新緑の季節へとせわしなく時が過ぎていきます。前回3月30日付けブログで、草森紳一の蔵書整理は200万ほどで済みましたと書いてから、10年前のいろいろなことを思い出しました。 もともと200万の予…

3月21日B&Bトーク当日、東京・下北沢は雪でした!

早いものでB&Bのトーク「物書きにとっての蔵書と家族 『本で床は抜けるのか』文庫版刊行記念」http://bookandbeer.com/event/20180321_hon-nuke/から一週間余り。 3月21日春分の日は、朝起きると雪。世田谷は気温2度で、夕方には雪が雨に変わり、猛烈に寒…

ブックカフェB&Bで「草森蔵書整理プロジェクト」などのトーク!

「Webマガジン航」で連載時から大きな反響を呼び、単行本化(本の雑誌社)された 『本で床は抜けるのか』が中公文庫になります。(写真は見本、出版は3月23日頃の予定) web→単行本→文庫と着実に読者層を広げているのは、今まさに紙の本と私たちの付き合い方…

ミモザの花を胸の中に―

もう3年前になるのですね……2015年3月22日のブログに、「ミモザの花を森茉莉さんに」と題してブログを書きました。近所の遊歩道近くに立つミモザの木がすばらしく美しかったからです。以来、花が咲く前から枝ぶりを見るのが楽しみになりました。 今年は風邪気…

蔵書と映画について、筆者の魂が伝わる名著2冊

『蔵書一代 なぜ蔵書は増え、そして散逸するのか』(松籟社)は、去年7月に出版されて話題になったのでご存知の方も多いと思います。著者、紀田順一郎氏は、草森紳一が慶応大学時代に所属していた推理小説同好会の先輩。卒業後、商事会社に就職なさったもの…

『「明日の王」詩と評論』が、静かな感動を呼んでいます。

『「明日の王」詩と評論』が、1月末に未知谷から刊行されました。 2017年12月30日のブログでもお伝えしましたが、遺品を整理中に発見された草森の130枚の詩論を、詩の作者である嵩文彦氏が本にまとめられたもの。 没後10年。同級生の親友から、天国の草森紳…

今日、原田憲雄先生から! 2月23日の草森マジック

風邪をひいてしまい、久しぶりにオフィスに出てきました。 まだブログではご紹介していないのですが、 嵩文彦氏と草森紳一の共著『明日の王 詩と評論』が出て、お送りした方々から、 少しづつお礼メールが届いています。チャイムが鳴ったので出てみると、現…

北海道の「草森通信」6号が出ました!

新しい年が始まって以後、今年は異常に厳しい寒波が続きましたが皆さまお変わりないでしょうか。 北海道や北陸だけでなく、関西でも経験したことのない寒さと言う人がいます。 被害にあわれた方々には、お見舞い申し上げます。草森ファンの皆さんが楽しみに…

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人