2014-01-01から1年間の記事一覧
「週刊ポスト」最新号の2014年年間ベスト3アンケートに、池内紀さんが『その先は永代橋』(幻戯書房)を選んでくださっています。 「週刊朝日」(2014年6月6日号)の週刊図書館でも採り上げてくださっていましたから、再度の選択ということになりますね。 選…
12月が始まっています。 イギリス南部の港町で見つけた貝のリース。ステキでした。草森紳一の本ですが、今年没後13冊目の『その先は永代橋』(幻戯書房)が出て、その他刊行が決まっているものが数冊あるのですが、暗礁に乗り上げているようです。 なんと…
動き回っているうちに少し体を痛め、休養中です。ふと気がつくともう11月なんですね。 今年は特にめまぐるしく月日が過ぎていきます。 自然災害も、政治経済に社会状況も、ニュースを見るのがつらくなります。ボーダフォンで撮った古い写真が出てきました…
早いものでもう10月。みなさま、お変わりございませんか? 久しぶりの書き出し劇場です。 前回の16回は?と調べてみると、2013年10月21日。 『江戸のデザイン』をご紹介しています。 なんと1年も経ってしまったのですね。 今年は特別にあわただしい日々を…
今月、珍しいお客様がありました。帯広大谷短期大学(北海道・音更町)に寄贈した草森紳一の蔵書約3万冊の整理に携わって下さっているお一人、木幡さんです。久々の上京らしいのですが、東京にお詳しいのにビックリ。それもそのはずで、以前は東京暮らし。そ…
もう2週間前になりますが、椎根和さんのラジオ出演の告知をさせていただきました。 草森紳一の『李賀 垂翅の客』の話は、番組終了間際でしたね。 首を長くして聞いていただいた方には申し訳ないことでした。で、草森さんが亡くなった時の椎根和氏の追悼文を…
たったいま、椎根和さんからお電話を頂いたのでお知らせします。 椎根さんは、マガジンハウス「Hanako」の元編集長で、『平凡パンチの三島由紀夫』 『popeye物語』『銀座Hanako物語』などの著者。 亡くなる前の草森紳一とはとても親しくしていた編集者のお一…
遅々とした歩みですが、草森紳一全執筆リストを作成中です。 今年の七回忌に、50〜60年代分だけを早急にまとめ、出席して下さった方にさしあげました。1955年〜1969年までA4サイズで25ページあります。校正が途中ですが下記に11頁目、13頁目をアップしてみま…
美しい写真があったので、ちょっとご紹介。(2011年に旅した時のもの) 一枚はファルマスの海、もう一枚は港町セント・アイヴスです。 今日はお盆で、静かな東京です。ちょっと気分転換。草森紳一さんとはなんの関係もなくて失礼!(先日知人をご案内して、…
「発売から三カ月、ご紹介の息が長く、嬉しく存じております」と編集担当の名嘉真さん。 書評が掲載されるたび、こまめにお教え下さるので助かります。北海道新聞の書評は、草森さんの同級生及川さんからお電話で、パズル雑誌「ナンクロメイト」は、蔵書整理…
『書画の娯しみ』(18〜20号)の「書画で読み解く人間ドラマ」連載 "柳原前光と柳原白蓮"後半をご紹介します。 この他、『書画の娯しみ』12号で細川忠興と妻ガラシャ、13号で岩倉具視と三条実美、14号、15号で水次郎長と天田愚庵を採り上げています。
NHKの朝ドラ、「ごちそうさん」にはまっていたせいか、「花子とアン」はちょっと期待はずれ。 女学校を卒業するまでは楽しく見たけれど、その後、ストーリーの芯が、その都度ぶれるせいか…演出も脚本も迷走中のように思う。ただ収穫は、村岡花子と白蓮との関…
芸術新聞社のWEBマガジン、平山周吉連載「戦争画リターンズ」第18回に「草森紳一の父・草森義経はアッツ島へ派遣されるはずだった」が掲載されています。戦争絵画がテーマの連載ですが、草森紳一が登場するのは2回目。初登場は、第13回「「死にくたばる」草…
「芸術新潮」の巻頭ページ「作家が覗いたレンズ」第4回に草森紳一が登場です。古書のセレクトショップを経営する森岡督行さんの連載。茅場町の森岡書店で「本は崩れず 草森紳一写真展」を開いて下さったのが2011年の暑い暑い夏のことでした。早いものです。…
四方田犬彦氏によるすばらしい書評! 是非ご一読ください。「図書新聞」3168号の一面左です。(著作権上、このサイトでは大きくできません。ご了承ください)
近所の遊歩道のベンチです。だれが座っていたんでしょう・・・
「週刊現代」2014年7月5日号の「リレー読書日記」(126ページ)に嵐山光三郎氏が書評を書かれています。 文末は「〜〜永代橋を主役にしたへそ曲がりのフットワークを見よ。」!『新国立劇場 何が問題か』(平凡社)も採り上げられており、見開きページのリー…
『季刊 詩的現代』(詩的現代の会)の9号「特集 そうだ、文学館へ行こう」に、愛敬浩一氏が「白玉楼中の人 草森紳一記念館」を書いていらっしゃることをお伝えしました。許可をいただいたので、この見開きをご紹介させていただきます。この他、「気になる文…
この5月末に出たばかりの関川夏央氏の新刊『文学は、たとえばこう読む 「解説」する文学2』(岩波書店)は、「本の山が崩れて遭難した人――草森紳一とその蔵書」の一文から始まります。目次の前に置かれた序文の扱いです。元々は「週刊ポスト」の連載「やむ…
『その先は永代橋』(幻戯書房)の書評ですが、WEBだけではなく紙媒体にもありました。池内紀:「週刊朝日」2014年6月6日号(現在売り)岡崎武志:「サンデー毎日」2014年6月1日号(先週売り) 坪内祐三:「産経新聞」2014年5月25日号です。とりわけ、池…
「あえて内側からの書評を行う。〜〜」と始まる坪内祐三氏による書評が、5月25日産経のWEB版に掲載されました。お教えいただいたのは、蔵書整理でご尽力いただいたLiving Yellow氏。 おなつかしい! お元気でご活躍のようですね。ありがとうございました…
ジュンク堂書店及び丸善&ジュンク堂書店グループの18店舗で「本文二段組み 500p超 厚さ50ミリ本フェア」を開催中。参加した出版社は11社。芸術新聞社刊『李賀 垂翅の客』も棚に並べていただいています。都内では、ジュンク堂書店 池袋本店(6月末まで/外国…
草森紳一の新刊『その先は永代橋』(幻戯書房)が快調です! 亡くなる直前まで書きすすめられていた連載をまとめたものですが、発売翌週には東京堂書店で売り上げ8位にランクインとか。元『クイック・ジャパン』の編集長で、「記憶のちぎれ雲」のご担当だっ…
北海道・音更町の蔵書ボランティア、内田さんから春の便りが届きました。 4月15日付けですが、最低気温が0度になり、昼間は16度のときもあって、 クロッカス、水仙、ムスカリが咲き始めたそうです。 「〜〜でもまだ雪が降ることでしょう。5月の初めにも降り…
幻戯書房さんから見本が送られてきましたので、さっそくご紹介。 蔵書整理プロジェクトに参加していた中村健太郎さんと幻戯書房の名嘉真氏から企画のお話を聞いたのは3月初めですから、ものすごいスピードです!内容は、『東京人』(1996年4月〜10月号)連載…
皆さんお花見はなさいましたか? 私はこの2週間、予期しないことが起こって息切れしそうな日々を過ごしました。 生と死が身近だったので、やっと帰京した4日に見た近所の花々のあふれる生命力に涙が出そうになりました。草森紳一の没後13冊目の本がまもなく…
草森紳一没後、大著『中国文化大革命の大宣伝』や『李賀 垂翅の客』を出版した芸術新聞社のWEB連載の数々が評判です。平山周吉氏のWEB連載「戦争画リターンズ」は、ほんの70年前の日本の現実とは信じられず恐オモシロイ。 昨年開催された六本木ヒルズの会田…
前日までの突風や肌寒さがうそのようにうららかな日となった3月15日、七回忌の法要が光圓寺さんで執り行われました。 七回忌とあって、生前本人と、また遺族とも交流のある人に限っての集い。年配の矢崎泰久氏や高橋睦郎氏もお元気で出席され、草森さんの…
未編集の映像ですが、下記のアドレスで全7本(外観と内観)がアップされます。 http://www.youtube.com/user/kusamori
一昨年9月「持ち主を亡くした本はどこへ行くのか」と題した連載で驚異的なアクセス数を獲得した「マガジン航」で、またまたライターの西牟田靖さんが続編「なぜ人は書庫を作ってまで本を持ちたがるのか」を書かれています。前回は草森蔵書整理プロジェクトを…