その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

草森紳一没後13冊目の新刊、『その先は永代橋』です!


幻戯書房さんから見本が送られてきましたので、さっそくご紹介。
蔵書整理プロジェクトに参加していた中村健太郎さんと幻戯書房の名嘉真氏から企画のお話を聞いたのは3月初めですから、ものすごいスピードです!

内容は、『東京人』(1996年4月〜10月号)連載の「その先は永代橋」と、『エンタクシー』(2005年3月号〜2007年12月号)連載の「ベーコンの永代橋」をまとめて単行本にしたもの。

現在予約受付中で、書店での販売は4月25日頃から。(紀伊國屋書店ジュンク堂書店三省堂書店ブックファーストなど)。
価格は3800円+税。四六判のハードカバーで全400ページ。

草森さんが健在なら、おそらく本書は10倍の厚さになるであろうと、
跋文「好奇心という病の実況中継」の平山周吉氏。
本文はもちろん、この跋文が、本書の解説と、草森紳一個人と、没後の草森を巡る活動とにふれていて、とても興味深く、読み足りない。もっとページがあったなら!

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人