その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

久しぶりの投稿です。「恩師・村松暎先生を囲んで、岡君と俺(草森)」の写真、追悼文など

ご無沙汰してしまいました。

3月8日以後、なかなか投稿できず・・・

ただお伝えすべきニュースは多々あります。

草森紳一慶應大学の後輩、岡先生が2022年9月に亡くなられた、ほんの3か月後の年末、「話の特集」編集長の矢崎泰久さんも亡くなられました。
コロナの時、90歳とおっしゃる矢崎さんからのお手紙には「私はワクチンもマスクも拒否しています。紳ちゃんが生きていたら彼も同じ考えだったと思います。何より自由が大事です」とありました。ショックと寂しさは続いています。

 

・今年の6月には、矢崎さんのお仲間の清水さんが中心となって、芸術新聞社の相澤社長、元文藝春秋編集長の細井秀雄さんらが北海道音更・草森蔵書見学ツアーを決行。やっとコロナも収まってきたのでと。
 ちょうど同時期、南陀楼綾繁さんが「日本の古本屋」ウェブサイトの連載<書庫拝見>のために音更取材でした!

・それから、夏には愛敬浩一氏の第三弾『草森紳一は橋を渡る』(洪水企画)も出ました! 後日、ご紹介します。

 

・悲しい出来事は、帯広大谷短大・蔵書ボランティアの代表として、草森プロジェクトの運営に携わって来られた木幡裕人氏の急逝です。本当に突然で驚きました。お会いしてゆっくりお話しする機会がなかったのがとても残念です。

 

・その他、書庫・任梟盧で60年ぶりに見つかった池原昭治さん(まんが日本昔話の作者)の若き日の作品など、これからひとつひとつ、ご紹介していくつもりですので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

今夜は、岡先生(草森さん流には岡君)の続きです。

ご逝去をお教えくださった平井徹氏(慶大講師)が送ってくださった貴重な写真。
左から岡晴夫教授、村松暎教授、草森紳一
右下の日付は、1994年4月17日ですが、なんの集いだったのでしょうか。
恩師を囲んで後輩と3人。こちらまでくつろいで和やかな気分になります。

 


以下は、岡先生が「三田文学」(2011年春号)にお書きになった追悼文。
トリミングをしたいところですが、このままでスミマセン・・・


 

 

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人