その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

いいえ、整理下手なんかじゃあなくて

視界全体が本となった部屋に住んでいた草森紳一は、整理下手であると思われる方がほとんどでしょう。 いやいや幼少のころからのコレクターで、むしろ整理魔。切手マニア、新聞の題字マニアなど、なんでもきちんとスクラップしていたと聞いた記憶があります。…

『マガジン航』に草森蔵書整理の顛末が紹介されました!

本と出版の未来を考えると言うコンセプトで発行されている『マガジン航』(編集人・仲俣暁生)というWEBマガジンがあります。 電子書籍の可能性と問題を探るという記事が主なのですが、7月の「本で埋め尽くされた書斎をどうするか」(取材・西牟田靖)とい…

草森紳一書き出し劇場12  『素朴の大砲  画志アンリ・ルッソー』

草森さんのタイトルの付け方は実にユニーク。『狼藉集』、『円の冒険』、『絶対の宣伝』、『見立て狂い』など、タイトルによる草森人物論だってできるのではと思うほど。 やはり四方田犬彦氏が「新潮」2008年8月号の追悼文「スカラベのごとく孤独」(と、思…

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人