その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

回想集『草森紳一が、いた。』、残部稀少です!!

ジュンク堂の田口さんに、「どうしてバーコードを付けなかったの?」と言われてしまいましたが、 著作権のこともありましたし、制作の山場に家族の入院という思いがけない事態も起こって、熟慮する余裕が全くなくなり、ただただ草森さんの寅年に間に合わせた…

60-70年代の伝説の連載、草森紳一の「李賀」が来春出版予定です!

久々にうれしいビッグニュースです。60-70年代に数回にわたり『現代詩手帖』に連載され、多くの読者を惹きつけた「垂翅の客 李長吉伝」が本になります。ちょっと早いですが、お知らせ。 出版社は、『中国文化大革命の大宣伝』を出して下さった芸術新聞社です…

草森紳一の、蔵書リストと著作リストは・・・

先日、「草森さんの目録はネットにアップされていますか?」というお尋ねをいただきました。残念ながら未だです。 東京での目録入力は、2009年の4月末に終了しました。 その後は寄贈先の交渉と寄贈がそれに続き、目録の校正→ 完全原稿→ 一般公開は寄贈先の帯…

円満字さんが、『舟を編む』の三浦しをんさんと対談です!

蔵書整理プロジェクトの中心になり、ご尽力下さった円満字二郎さんが10冊目の著書『漢字ときあかし辞典』(研究社)をお出しになりました。 2320字のそれぞれの漢字にピッタリの見出しがとても面白い! 分かりやすい! 楽しい! ユニークな試みの辞典で、著…

ものすごい巡り合わせ

7月5日、「大伴昌司の大図解展」に行ってきました。 大伴昌司氏(1936-1973)については、60〜70年代に少年少女時代を過ごした人なら誰でもその仕事を見たことがあるはず。 SF評論家、翻訳家であり、『少年マガジン』などのSF・怪奇特集の企画構成で一世…

昨日の続きです。パルコのこと。

昨日、さびしい、さびしい、さびしいなどと書いてしまったが、 またしてもさまざまなことを思い出す。パルコを作った増田通二氏がリタイアなさったあと、90年代の初めだったか、独立していた私のところに何度かお電話をいただいた。 「本をね、作りたいんで…

さびしい、さびしい、さびしい、パルコの元宣伝局長 石川氏の訃報に。

石川福夫氏の訃報が、昨日メールで入った。6月16日永眠。戒名、お墓は一切不要との遺言で、葬儀も親族ですまされたと言う。 今年は、1月に70年代パルコのポスターやCMのクリエイティブディレクターだった石岡瑛子氏の訃報があり、3月にはSPで活躍し、人…

山口昌男先生のこと+音更町の活動のご報告(蔵書整理プロジェクト十勝 NO.15)

前回ご紹介した神谷忠孝氏の北海道新聞のコラムで、山口昌男氏が美幌町の出身であったことを知った。そうだったのか。 札幌大学の学長になられたとき、草森さんに来ませんかという電話があったことを聞いた。 もちろん草森さんは、お断りしたのだけれど。私…

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人