その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

草森紳一書き出し劇場9 『食客風雲録』(中国篇・日本篇)

久々の書き出し劇場は、『ユリイカ』の1990年4月号から92年6月号まで連載された『食客風雲録』です。 ともに青土社から1997年11月に出ています。装丁は南伸坊氏。 ご本人によれば「雑誌発表時は、スケール比較のため中国と日本と交互に執筆。単行本では分冊…

「土下座ぐらいできなくちゃあダメよ」

いつそんな話をしたのか、覚えていない。 その後、私にそのような事態が起こるとはよもや考えてもいない。 しかし、一家の大黒柱の男が亡くなるということは、その家族、親族に さまざまな問題を引き起こすことになるらしい。 もうすぐ10年になるのかとあ…

北海道・帯広大谷短大の田中先生から、ニュースです!(蔵書整理プロジェクト十勝NO.12)

門前仲町にあった草森蔵書を寄贈した帯広大谷短大では、音更町とともに生涯学習オープンカレッジの活動も行っていらっしゃいます。 次期の開講式(6月8日)では、北海道大学名誉教授で北海道文学館理事長の神谷忠孝先生が〈十勝の中の草森紳一〉と題した記…

草森さん、もう一つの行方不明事件

草森紳一が自宅のマンションで亡くなっているのが発見された経緯を3月18日と 4月4日付のブログで書いたあと、その数年前の、もう一つの行方不明事件を思い出した。2005年の暑い暑い夏のことだった。私はこの頃、東京と関西の行ったり来たりが多く、数週間不…

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人