久々の書き出し劇場は、『ユリイカ』の1990年4月号から92年6月号まで連載された『食客風雲録』です。
ともに青土社から1997年11月に出ています。装丁は南伸坊氏。
ご本人によれば「雑誌発表時は、スケール比較のため中国と日本と交互に執筆。単行本では分冊。
運あらば初出時に戻したい」(en-taxi 2005年9月号より)とのお気持ちだったようですね。
書評はたくさん出ましたが、川上弘美書評集『大好きな本』にも入っていることを
2011年5月28日付けブログ『彷書月刊』特集「草森紳一の右手」にいただいたコメントで知りました。
コメント欄をお読みいただければ。
上が中国篇、下が日本篇です。本書の目次などは、草森紳一HP「白玉楼中の人」で見ることができます。
(見開きの画像はクリックすると大きくなります。)