北海道の帯広は先週末、35度の猛暑だったとか。異常気象が続きますが、九州の豪雨で被害にあわれた皆さんにお見舞いを申し上げます。
鹿児島では震度5の地震もありました。3.11から6年。東北の復興はどうなっているのでしょうか。ニュースで安倍首相と側近たちの顔を見るのもストレスになる昨今です。草森さんが生きていたら、現状をどのように表現されるか、聞いてみたい・・・
さて、久々の書き出し劇場です!
草森紳一の『マンガ考』、『マンガ・エロチシズム考』に続く、3冊目の著書『ナンセンスの練習』(1971年・晶文社)。
当時の書評を調べたいと思ったのですが、まだ調査できていません。前回、前々回とビートルズの話題が続きましたのでこのままアップします。
書き出しは、1966年ビートルズ来日時のエピソードから。ビートルズの詩に李賀の詩を重ね合わせた「通俗の攻撃」、王陽明の知行合一について「萬象森然たり」、物書きデビューとなったアンリ・ルソーについての「幼童の怪奇」など、60年代後半に書かれた斬新なエッセイ18篇を草森流身体論として私は読みました。
目次など詳細は、草森紳一HP「白玉楼中の人」著作目録をご覧ください。