その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

『絶対の宣伝4 文化の利用』 出ました!


ご紹介が少し遅くなり、申し訳ありません。
1月16日に『絶対の宣伝4 文化の利用』(文遊社刊)が出ました!
これで全4巻が揃いました。
2015年7月4日に第一巻『絶対の宣伝1 宣伝的人間の研究ゲッペルス』をご紹介していますので、大部の本であることを考えるとすごい勢いです。
http://d.hatena.ne.jp/s-kusamori/20150704
「文化の利用」は、冒頭にカラー32ページの全562ページ。図版はとても多くて数えていません。解説は70年代の伝説の雑誌「遊」の編集長、松岡正剛氏。草森さんも李賀について等「遊」に執筆しています。時代の体温を感じる鋭く温かい解説です。

目次は、記念切手、ポスター、広告、マンガ、美術、建築、映画、放送、スポーツ、オリンピック、雑誌、文学1=詩、文学2=小説、文学3=書簡。
読むのが怖いですね。

4巻の解説者は、1 片山杜秀氏(思想史研究)、2 池内紀(ドイツ文学)、3 長谷正人(映像文化論)、4 松岡正剛氏(編集工学研究所)

草森紳一の70年代の歴史的な書物が、文遊社さんの使命感と加藤賢策氏(装丁)の斬新なデザインでよみがえり、夢のようです。ぜひ書店で手にとって、買ってください!

文遊社サイトは、http://www.bunyu-sha.jp/books/detail_bunka.html

草森紳一の公式HP「白玉楼中の人:草森紳一記念館」の移転先、
http://kusamorilib.web.fc2.com/ の著作目録でも4冊の目次などを見ることができます。

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人