その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

講演会〈十勝の中の草森紳一〉のレポートが来ました。(蔵書整理プロジェクト十勝NO.14)

「蔵書整理プロジェクト十勝」のボランティアのお一人で、『辛夷』同人の内田美佐子さんから、神谷忠孝氏の講演会の記録が届きました。 思いがけないこと! チラシやその時の新聞記事も一緒です。さすがですねえ。ありがとうございます!!記録は断片的と言…

脱原発のフロントへ

昨夜偶然見たテレビ。「その後」をテーマにちょうど原発の最終処分場を取材していた。フィンランドの地中奥深く、昔図鑑で見た蟻の生活を思い出したけれど、6キロにわたるジグザグの地下通路を経て、そこにたどり着く。 広大な場所に巨大な筒がいくつも埋め…

幻の国家宣伝雑誌『フロント』

去年の夏、草森紳一写真展「本は崩れず」でお世話になった 森岡書店の森岡さんから久しぶりにお電話。 ぼ〜よ〜として、ていねいな彼の声を聞くとなぜかホッとしますね。『フロント』について草森さんが書いた原稿を読みたいが、どこに掲載されているかご存…

気持ちが沈みがちな土曜日に

去年の3月、あれだけのことが起こった。そして今も問題は継続中だというのに、原発が再稼働されると言う。 最近ニュースを見るのがほとほといやだ。なるほど合点、ということがなく、わけがわからない。そして気持ちが沈む。 先週の韓国の歴史ドラマ『イ・サ…

蔵書整理プロジェクト十勝NO.13 帯広大谷短期大学で、講演会開催!

草森紳一の蔵書寄贈先である帯広大谷短期大学の田中厚一教授から うれしいメールが届きました。6月8日、神谷忠孝氏(北海道大学名誉教授、北海道立文学館理事長)による講演が大学で開催され、蔵書整理プロジェクト十勝の皆さんはもちろん多くの参加者があり…

草森紳一書き出し劇場10 『アトムと寅さん』

前回の「心中いかばかりか〜」に付け加えるならば、 草森さんにとってアトムと寅さんの二つだけを採りあげて日本的壮大なるものを語るのはあまりにフツー、無理があったろう。 「それならやらないよ」とおっしゃったはずだ。 きっと四方田さんもあまり興味を…

作りたかった本と、出来上がった本と。

アレレ? 草森さんの著作の数を調べていたとき、回想集『草森紳一が、いた。』の巻末に掲載した著作一覧の数と、 HP「白玉楼中の人」の著作目録の数が合わないことに気付いた。 校正ミスなら困った!と思いつつ、付け合わせをしてみる。 HPの方に訳書『史記…

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人