その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

草森紳一書き出し劇場10 『アトムと寅さん』


前回の「心中いかばかりか〜」に付け加えるならば、
草森さんにとってアトムと寅さんの二つだけを採りあげて日本的壮大なるものを語るのはあまりにフツー、無理があったろう。
「それならやらないよ」とおっしゃったはずだ。
きっと四方田さんもあまり興味を持たれなかったに違いない。
詳しい経緯は知らないけれど、私自身もとてもがっかりした。対談は生もので難しい。
結局は、お二人の関心の方向と、体内時計と社会時計が違いすぎた。
本書を認めないと公言していた草森さんは怒るだろうが、どんな本なのか、ご紹介しておかねば。

2005年河出書房新社刊。表紙は、草森さんが好きだったタイガー立石の絵です。

本書の目次などは、草森紳一HP「白玉楼中の人」で見ることができます。
(見開きの画像はクリックすると大きくなります。)

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人