その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

「蔵書整理プロジェクト十勝」からのお客様

今月、珍しいお客様がありました。

帯広大谷短期大学(北海道・音更町)に寄贈した草森紳一の蔵書約3万冊の整理に携わって下さっているお一人、木幡さんです。久々の上京らしいのですが、東京にお詳しいのにビックリ。それもそのはずで、以前は東京暮らし。そのときに編集者として草森さんに原稿依頼をされたことがあり、北海道のボランティアの中でただ一人、生前の草森紳一を知る貴重な方なのでした。
整理の進行状態をお教えいただきましたが、帯広市図書館館長だった吉田さんが、リタイア後、大谷で教える傍ら、蔵書整理にもかかわられているため、みんなの士気は上がり、スピードアップしているとのこと。皆さんに感謝です!本当にありがとうございます!

また木幡さんは、同じ音更町にある草森紳一の書庫「任梟蘆」(ニンキョウロ)の今後についても思案されていました。山下和正設計による貴重な建物です。「任梟蘆」も、次の大きな課題です。公開に関してのアイデァがあればぜひお寄せください。

You Tubeの映像を是非ご覧いただければ。全7本あり未編集ですが、本の背を見やすく撮っていただきました。1/7〜2/7は外観、3/7〜7/7は内観です。アドレスは、http://www.youtube.com/user/kusamoriです。

やはりボランティアの内田さんからも一昨日葉書が届き、「〜音更の昼間は20度ほどですが、このところ最低気温は11度ほど。ストーブが必要な日も目の前 〜〜」とありました。
冬になると整理もお休みになりますね。蔵書が海を渡ってから5年目。早いものです。

どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます!

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人