その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

『記憶のちぎれ雲』、まもなく刊行です!

     

 『QJクイック・ジャパン』(04年7月号〜07年6月号)に18回にわたって連載され、このサブカル雑誌の中でもひときわ渋い輝きを放っていた「記憶のちぎれ雲」がやっと単行本になります。書店に並ぶのは今月の23、24日ごろとか。
 生前の草森さんの希望を生かして装幀は、『絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ』のデザインも手掛けられた昔の仕事仲間の和田誠氏です。元『QJ』編集長、森山裕之さんの熱意と、単行本企画を引き継いで下さった本の雑誌社の宮里さんに感謝!

    書名/記憶のちぎれ雲 我が半自伝
    著者名/草森紳一
    判型/四六判上製
    ページ/448P
    定価/2800円+税
    装幀/和田誠

 5月25日付けでご紹介した『勝海舟の真実 剣、誠、書』(河出書房新社)は、すでに書店に並んでいます! ご担当者の西口徹さんによる本は5冊以上。『草森紳一が、いた。友人と仕事仲間たちによる回想集』でも多くの編集者の方が思い出を語ってくださっていますが、担当者とのご縁に恵まれた草森さんは本当に幸せな物書きです。

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人