その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

劇画作家、バロン吉元の『画侠伝』に。

60年代以後の劇画作家のヒーローの一人、バロン吉元氏。半世紀にわたる画業を振り返った作品集が今春、リイド社から出版されました。
A4サイズ、約250ページの豪華本。付録には、バロン吉元を囲んで足立守正、エ☆ミリー吉元、山田参助各氏との座談会や、時代を牽引した人たちの原稿が掲載されています。

座談会中、私がエッと思ったのは、メンズファッションのイラストで有名な穂積和夫氏とバロン氏が友人同士だったため、バロン氏はセツモードセミナーに通ったこともあったとか(ビックリ!)。で、ジェイムス・ボンド風な絵を描いて「メンズクラブ」に掲載されたのが1966年。草森さんがメンクラの編集者をやめて、浅井慎平鶴本正三らと来日ビートルズの本を作ろうとしていた年ですね。

付録の執筆・引用原稿は、草森の他、そうそうたる人たちなので一部、ご紹介!

でも付録って、すぐ失くなりますから購入された方はお気を付けください。

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人