事務局の内田さんからの定期便は、いつも達筆の手書きです。今回は思わず笑ってしまいました。
ボランティアのみなさんは一生懸命に整理をしてくださっているのですが、3年目を迎えても目録の校正作業はなかなか進まないとか。
そこで4月の活動日にある人が「この作業は10年かかるのか、20年かかるのか。10年だとしても、私はもう生きていないかもしれない。
先の見えないわけのわからないことはやりたくない」とおっしゃったとか。
するとみなさんの喝さいを浴びて、年次計画書が作られることになったそうです。
実は私も同じようなことを寄贈先の大谷短大の先生に申し上げたことがあるのです。
「私の生きているうちに整理は終わるのでしょうか」と。
元教員の方々中心に練られた「草森紳一蔵書整理プロジェクト6カ年計画(案)」によれば、
(1)本の整理 ①目録番号順に書架に本を移動 ②目録順に並び替える → 2015年まで
(2)本と目録の照合 → 2015年を目指しつつ(1)のメンバーも加わり2016年まで
(3)不明本対応 ①目録を活用して不明本に対応 → 2015年まで
(4)プロジェクトの目的達成に向けて 2016年以後、蔵書の活用&地域への寄与
(5)その他
ボランティアは高齢者大学の参加者が中心です。学生は学業で難しく、若い人は仕事で忙しく、
よって高齢者中心になってしまうそうですが、今の高齢者は若い人と変わらず忙しい人ばかりなので!月に1回の作業とか。
けれど和気あいあいの作業で、みなさん本音で話し合えるような仲間に育っているようです。