その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

『中国文化大革命の大宣伝』の生原稿や資料などを、帯広大谷短大へ

草森蔵書以外に、生原稿等も寄贈するお約束になっています。

なかなか整理がつかないのですが、それでも今までに『文字の大陸 汚穢の都』(2010年 大修館書店)の
「しにか」連載生原稿やゲラ、『本が崩れる』(文春新書)の生原稿やゲラ、
石川啄木柳原白蓮についての段ボール一箱分の資料などをお送りしました。

今回は『中国文化大革命の大宣伝』(2009年 芸術新聞社)の資料や原稿類、
勝海舟の真実』(2011年 河出書房新社)の連載を掲載していた雑誌『ニューリーダー』などです。

私たちは研究者ではありませんので整理の方法は自己流ですが、下記のようにして送っています。
文革の資料と写真を、ちょっとご紹介してみましょう。

文革の膨大な量の蔵書は寄贈済みですので、今回はスクラップ資料や構想ノートおよび原稿類です。

草森さんの残したグッズ類?は、まだまだ整理中。
その中の文革グッズには、「紅衛兵」の文字が白抜きされた真紅の絹の切れ端やら
ビデオがたくさんあったと思う。これらは後送になります。

すべての画像をクリックしていただくと文字が読めます。

段ボール箱1

  

この箱には60年代からの文革の新聞記事などのスクラップとともに、中国の資料も。
スクラップの左端に入れられている『趣味の水墨画』の本は、実は束見本で、草森さんは
この大判の白紙ページを、文革ノートとして使っています。詳細は文末の資料リストをご覧ください。

段ボール箱

広告批評』に連載されていた当時の生原稿とゲラです。版元のマドラ出版が閉社のとき、
掃除をしていたら見つかったと編集者の方が送ってくださいました。
もちろん全ての生原稿ではありませんが、筆文字になる前の、鉛筆書きです。

段ボール箱1、2のリストです。画像をクリックすると文字が読めます。

  

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人