その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

蔵書整理からはや7年!!

 
ちょっと探し物があって草森資料を見ていましたら、
懐かしいチラシが出てきました!
まだ蔵書の行き先が決まっていなかった2009年。
草森紳一のお仲間のお一人だった清水さんの案で作ったチラシです。
このチラシを千駄木往来堂書店に置いていただいたところ、
偶然、北海道新聞の記者の方が目にとめられ、
取材、記事の掲載、帯広大谷短大への寄贈と
進んでいったのでした。
まあ、もちろん、いろんなことを乗り越えて〜ですが。

当時、目録はできていましたが校正がまだでした。
中心になっていた円満字さんが三万冊の書籍を自分で校正して最後まで
やり遂げたいとおっしゃり、ボランティアの女子たちが
「差し入れを持って、伺いま〜す!!」と言ってたものです。
まるで部活のような日々でした。

結局、東京で校正ができる状況が整わず、本たちは北海道行きとなりました。

ですから目録が大学のHPで公開(まだ漫画のジャンルだけですが、とても緻密)、
というのは、本当に夢のよう。

ときどき、原点を思い出すことは必要ですね。

もうすぐ3月。
亡くなって8年目の春が巡ってきます。

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人