9月11日、任梟盧(にんきょうろ)が一般公開
ご報告が遅くなりました。改修工事のような大掛かりなことは、資金的にも現状では難しいのですが、志のある方々が手弁当で修理を重ねつつ・・・公開が実現しました!
6月に庭木や雑草がきれいに片付けられたときの写真です。
中心になり動いてくださっている佐藤さんたちと近隣の方々との交流も始まり、「書庫の中を見たいなあ」とおっしゃる方も現れたので、ご遺族や関係者の方々に相談のうえ、公開することになりました。
近くに十勝毎日新聞の支局があり、記者の方がいち早く取材にみえたとのこと。ありがたい!
上)大樹に看板。屋外のテーブルと椅子はご寄付によるもの。
下)本に見入る人たち。
書庫内で温かい光を放っている手作りランプも、お貸しくださったものです。
なかなかいい雰囲気ですね。課題はたくさんありますが、なんとかやれることからやってまいりましょう。
アンケートには、
「音更に生まれて46年。子供時代からなんだろうと思って見ていた。見学できてありがとうございます」「修復して、維持して欲しい」「上野彦馬写真集がとてもおもしろかった」「ぜひ入館料を取ってください」「本を見ながらお茶ができるようになれば」等々。ていねいな書き込みが多く、大変参考になります。ありがとうございます。
ぜひカンパを!
入場無料ですが、修理や清掃、移動のガソリン代などに思いのほか経費がかかっています。寒くなると暖房も必要になります。
もし、ご寄付いただける方があれば、ご協力いただければ大変ありがたいです。
以下まで、ご連絡いただければ幸いです。恐縮ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
◎お問合せ info@harumi-inc.com 草森プロジェクト宛
(十勝毎日新聞 2022年9月13日付)
(北海道新聞 2022年9月17日夕刊)
◎次回の任梟盧公開日は、10月9日(日)です。
公開日:毎月第2日曜日(12~3月は冬眠)10時~17時 入場無料
他日対応も可能ですので、ご相談ください。
ご注意:コロナ対策と安全管理上、一度の入場者数は3名、見学は1時間以内とさせて
いただいています。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
連絡先:080-5725-2960(佐藤)まで。
帯広と音更の図書館では「草森紳一1/230蔵書展」と「草森紳一の原風景」展
帯広大谷短大とボランティアの方々の尽力で長く続いている「草森紳一1/230蔵書展」、今回のテーマは“追憶”でした。会場で自由に蔵書を手に取ることができるので、1時間近く気になる本を読んでいく人もいるとか。祝日には60人近い来場者も。
「ホットな交わりの場、時々フラリと訪れており、安らぎの場でもあります。感謝」との声も。地域に根付いていますね。
(北海道新聞 2022年9月19日付)
また今回は、膨大な量の草森写真の中から帯広、音更、十勝に関わりのある写真を選んで、「草森紳一の原風景」と題した写真展も開催されました。
(北海道新聞 2022年8月26日付)
(十勝毎日新聞 2022年8月25日付)
十勝のどこを撮ったものか、場所が不明な写真については、「来場者へのお願い」として、分かることはメモに書いて貼ってくださいと呼びかけていたそうで、メモが何枚も貼られている写真もあったそうです。
短大の吉田先生が、「参加型の展示会も関心を持ってもらうにはいいですね」と言われていますが、主催者と見学者の往復の交流と発見が、長続きの秘訣ですね。
たくさんの写真や新聞記事などをお送りくださった皆さま、ありがとうございました。