帰京した翌日、待ってましたとばかりにポストに4冊の本が入っていました。
ぎゅうぎゅう詰め。よく入ったものです。
一冊は、Web連載で読みながら単行本になるのを待っていた平山周吉氏の『戦争画リターンズー藤田嗣治とアッツ島の花々』(芸術新聞社)。著者は知る人ぞ知る『本が崩れる』(文春新書)の元担当編集者。平山周吉のペンネームでは、昨年4月に出た『昭和天皇「よもの海」の謎』(新潮新書)に続く2冊目です。早い! 戦後70年の今読むべき貴重なドキュメントを2冊も出版とは! 草森紳一にもふれてありますが、なんと本書の校正者が、元虫プロの編集者で、草森さんの担当者だったとか。「すごい偶然」と平山さんもびっくりしておられました。
で、一緒にポストに入っていたのが『COM傑作選』(ちくま文庫)です。偶然ですねえ。上巻に草森さんの原稿「「巨人の星」と涙」、下巻に「少女まんがの瞳について」が入っています。
そして草森紳一の親友で、帯広柏葉高校で同級生だった嵩文彦氏の句集『ダリの釘』も。
黒の裏表紙にはタテ1行で、「新春の脳髄を打つダリの釘」。
医師である著者独特の不思議なイメージあふれる402句。発行は未知谷(tel 03-5281-3751)です。
それから本の写真がなくて申し訳ありませんが、草森さんの北海道の後輩、吉田政勝氏の『流転 依田勉三と晩成社の人々』(モレウ書房 〒082-0032芽室町西2条2丁目2)。明治時代の帯広開拓時代の人々の生活をまとめた貴重な1冊をいただきました。ありがとうございました。
しばらくブログ更新をできそうもありませんので、駆け足でお伝えします。