その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

草森紳一書き出し劇場 3 『コンパクトカメラの大冒険』


 草森さんの写真展があるので、今回はこの本をご紹介。
「散歩狩り」というタイトルで1985年の1年間『アサヒカメラ』に連載されたものと、書き下ろしの「自転車の肖像」などが収録されています。1987年、朝日新聞社の刊行です。

 巻頭に居眠りしている人を盗み撮りしたカラーページが入り、文中にモノクロ写真も多数掲載。
「コンパクトカメラは、散歩の杖であり、元気棒である。もう手放せない。」と本文にありますが、かなりパブリシティが出て、草森さんとしては珍しく写真入りのインタビューに応じていたのを憶えています。さて、この表紙の写真はどこでしょうか?

(クリックすると文字が大きくなります)

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人