7月14日付でご紹介した草森紳一写真展が、8月8日の月曜日から20日まで森岡書店で開かれます。 小さなスペースですが、草森さんが撮ったスナップがどのように展示されるのか楽しみですね。
で、と言うわけでもないのですが今回の書き出し劇場も、写真に関する本をご紹介することにしました。
『写真のど真ん中』(1993年 河出書房新社刊)です。60年代と80年代に『カメラ毎日』に掲載されたものが中心ですが、エロ写真、心霊写真、動物写真、広告写真に風景写真、もちろん写真家論(稲越功一、アンリ・カルチェ・ブレッソン…)など、写真と写真の背後にあるあらゆる要素が草森流の独特の切り口で語られ、まったく新しい写真の世界に開眼させられます。
そういえば立木義浩氏が、あの名作を増刷してほしいと"草森紳一を偲ぶ会"(2008年6月)でおっしゃっていましたっけ。
写真家で親友の大倉舜二氏による跋「南瓜のおとしまえ」も、うまい!としか言いようがありません。
目次など詳細は、HP「白玉楼中の人」の著作一覧をご覧ください。