その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

群馬県の富岡から「い」をお送りいただきました!

2月に草森さんの回想集をご注文いただいた方から『コミュニティマガジン い』をお送りいただきました。「草森紳一という「穴」、もしくは「穴」のなかの草森紳一」という評論が5ページにわたって掲載されています。筆者は愛敬浩一氏。

  「〜〜私が草森紳一の著作で、まともに読んだ最初の本は『本が崩れる』である。〜〜〜遥か昔、『ナンセンスの練習』を手に取ってぺらぺらと捲ったことはある。〜〜〜ちょうど同じ時期に同じ出版社から刊行されていた植草甚一『ぼくは散歩と雑学が好き』の、サラダのようなさくさく感に比べると、口当たりがいいとは言えなかった。〜〜〜〜」

  「い」はB5サイズ60ページで、定価400円。題名は、いいかげんの「い」、いどむの「い」からとられているようです。発行は<いの会>。副題に「詩と評論とエッセイ 総合文芸誌」とありますが、愛敬氏の評論をはじめ、なかなかの力作ぞろいです。群馬の地での3.11体験から思うことといった文にも静かに心打たれます。

 ご希望の方は下記「グンマミニコミネット」のホームページからお問い合わせください。
 グンマミニコミネット

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人