その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

『週刊ポスト』のシリーズ「現場の磁力」に


週刊ポスト』4月13日号が、本日郵便受けに入っていました。
表紙の栗山千明さんがすばらしく美しい! 

第265回「ニュースを見に行く! 現場の磁力」の現場は、“永代橋”です。
「本に埋もれて死んだふたりの男」というタイトルで、草森紳一と田中眞澄氏(小津安二郎の研究者)が採り上げられています。

3月半ば頃「蔵書整理とその行方」という内容でおうけした取材でしたが、実際には本に絡むふたりの物書きの生き方がテーマでした。
要素の多い内容ですが、うまくまとめられ読み応えがあります。田中眞澄氏という人も自らの業に殉じた方だったようです。

草森紳一も田中眞澄も編集者に慕われ、編集者の作った著作はそれぞれの読者の方へ、そして膨大な蔵書は北の大地とフィルムセンターへと、現場を変えつつお二人の魂が生き続けて行くのは素晴らしいですね。

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人