南陀楼(ナンダロウ)氏と言えば、目録入力が終了した頃(09年5月、エ、もう3年前!)、草森さんの友人、清水ますみさんのご紹介で蔵書整理を取材して下さったのでした。
そのとき、『本とコンピュータ』の編集者だったころ草森さんに一度会っているとお聞きしたのですが、その前史があったようですね。
『フリースタイル』18号の、「読まなくても残るもの――草森紳一さんのこと」というコラムで知りました。
昨年の夏、森岡書店での「本は崩れず 草森紳一写真展」では、再びご縁があって矢崎泰久氏(元『話の特集』編集長)とのトークが実現しました。
その時、南陀楼さんが白い壁にコラージュのように貼られた草森さんのスナップ写真を見ながら、思わず「エエッ〜!」と声を上げられた時のことをよく憶えています。
理由は? 『フリースタイル』18号、20頁をぜひお読みください!
蔵書整理をしているときにもよくありましたが、草森さんはちょっとしたいたずらをおやりになるんですよね、あちらから。
仕事仲間が言いました。「いまは締め切りがないから、よほどお暇なんですね」
『フリースタイル』、ロゴは平野甲賀氏、写真は平野太呂氏に気づきました。平野親子のしゃれた表紙ですね。
下は、蔵書整理の取材記事が掲載された『彷書月刊』2009年6月号。
見にくくて恐縮ですが、南陀楼綾繁氏の連載第94回「ぼくの書サイ徘徊録 草森さんの本は川を渡って」です。
同年10月号では特集「草森紳一の右手」が編まれています。その時、編集長の田村治芳氏と皆川秀さんが来て下さいましたが、『彷書月刊』と田村氏も今はなく……。
わけのわからない世の中ですが、生きているものはしっかり生きていかなきゃあ。