その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

2019年10月十勝の草森蔵書プロジェクトが、北の聲アート賞特別賞受賞!

 北の聲アート賞特別賞に

ブログ休止中だったため、遅いお伝えになってしまいました。

うれしいニュースが入ってきたのは、去年10月末のことでした。

十勝の草森プロジェクトが、北海道内の文化的な活動に対して贈られる賞「北の聲アート賞特別賞・ハルニレ賞」を受賞したというニュースです。

 

思い起こせば、東京の「草森紳一蔵書整理プロジェクト」が立ち上がったのが草森さん急逝の3か月後、2008年6月のことでした。

膨大な量の本たちを整理し、第一次目録入力を終えて、幸運にも帯広大谷短大に寄贈することができたのが2009年11月。

  (この当時のことは、リンク先のブログ「崩れた本の山の中から」   https://kusamori-lib.hatenadiary.org/をぜひ見ていただければ)

それから早や10年。大学の田中学長、吉田教授らを中心に、ボランティアの皆さんによって着実に蔵書整理活動が継続されているのを本当にありがたく思います。

 「草森通信」12号(2019年12月31日号)と新聞記事に、詳細が掲載されていますのでご覧ください。

 草森英二氏のご逝去

それから、12号には、悲しいニュースも掲載されています。

草森英二さんのご逝去です。8月のお見舞いでは、お元気そうで楽しくおしゃべりさせて頂き、娘の春香さんから、退院後は札幌で一緒に住む予定と伺っていましたので、驚きました。

 英二さんは、蔵書整理のメンバーのお一人でもあり、「草森通信」のコラムでは兄の思い出を書かれていました。まだ79歳。本当に言葉もありません。

東京での蔵書整理の中心になり、音更で英二さんとも会われている円満字さんも、とても残念ですとのこと。

「~蔵書整理作業を見守っていただきたかったです。

とはいえ、今ごろは草森先生との再会を楽しんでいらっしゃることでしょう」と。

 ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 

 

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崩れた本の山の中から 白玉楼中の人