その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

猛暑に、豪雨に、原発汚染水流出に……

殺人的猛暑に殺人的豪雨。
みなさま、今年の夏はどのようにお過ごしでしょうか。
被害に合われていませんように。
いろいろ大変な世の中ですが、お元気でいらっしゃいますように。

しばらくPCとは縁のないところにいたのですが、TVは見ることが出来ました。

原発の汚染水が海に流れ出しているのを東電が認めた時、安倍首相か政府高官が現地に飛んで行くかと思いました。
しかし、首相が出席したのは8月23日のオリンピック招致の出陣式の方。
原発による国土荒廃は、戦争状態にも匹敵します。
そのような国と地球環境の非常時に、オリンピックの祭典が優先されるのは、私にはどうしてもわかりません。

70年安保のときに大阪万博が開催されたことを思い出します。
政府の、今後を見越した巧妙なメディア戦略(国民の眼をオリンピックにくぎづけし、
原発をはじめとする諸問題から目をそらせる)なのでしょう。

麻生外相が7月29日「ナチスのあの手口を学んだらどうか」と言った言葉も忘れてはならないと思います。
(会場の議員から、笑いと拍手が起こったのには本当にびっくりでした)

ところで草森さんの『絶対の宣伝 ナチスプロパガンダ』、復刻版の出版が決まってはいるのですが、早く出していただきたいものです。

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人