その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

この暑さに、「草森紳一をめぐるあれこれ」 も脱線!

暑い!!
あんまり暑くて、おまけに下界はさわがしいので、
ふと「白玉楼はいかが?」と問いたくなった。

そして、モロッコの旅を思い出した。
大昔、パリの大学都市に住む友人の部屋に居候させてもらい、
ちょうど夏休みシーズンだったのでサンジェルマンで見つけた格安モロッコツアーに参加した。

フランス人の少年やおばあさんたちと一緒に、大型のバスでタンジェからメクネス、フェズ、マラケシュ、ラバトを巡った8日間の旅。
どこまでもどこまでも続く真っ青の空と赤土のなかをバスが行く。

砂漠のはるかかなたに、ロバをひく少年が点のように見える。
スズメに似た小鳥が、天空を真二つに切り裂くように飛ぶ、そのスピードに驚いた。
うだりそうな日々だったけれど、耐えられたのは乾燥していたからか。

「この写真が良いなあ」と草森さんが言った一枚。
古都フェズの近くの風景。遠目で、色変わりの写真で恐縮ですが――。

旅のあとで、はまったのがミントティー
耐熱グラスに緑のペパーミントの葉と氷をたくさん入れて、お湯を注ぐだけ。
お砂糖か蜂密で甘く。コツはできるだけお湯を高いところから注ぐこと。
香りが広がります。
当時はスーパーでもミントの葉は珍しい頃でした。

正式な入れ方ではないかもしれませんが、かんたんに。
猛暑には効きますよ!

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人