その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

風邪をひきそうな時には、バツバツバツ!

 寒い、寒い、寒い! 
 皆さん、お元気でしょうか。
 このところのひどい乾燥状態で、とうとう喉をやられてダウンしていました。

 草森紳一さんは北国生れですが寒さに弱く、「風邪を防ぐにはこうするんだ」と手で鋭くバツバツ(××)と空を切って、邪気を払う動作をよくされていました。
今年は、そのおまじないをやるのを、ちょっと忘れていましたね。



 お正月の帰省中にジュンク堂で、円満字二郎さんの新刊『政治家はなぜ「粛々」を好むのか』(新潮選書)を発見。
ちょっと難しそう…と思ったのですが、目次を開いてみれば「お堂と“堂々”は関係あるか?」「“悠々”としていても見つからない」「最後の最後に“颯爽”と登場?」など読まずにはいられない見出しの数々。中国で生まれた漢字の出自と、日本人の我らのもとにたどりつく過程が、まるで謎解きのように、かつイメージ豊かに語られてとてもおもしろい! ぜひご一読下さい。

 草森さんの蔵書整理のときは、難解な文字が出てくると、みんな円満字さんのところに飛んでいったものですが、フランス語については蔵書整理のもう一人の中心だったLIVING YELLOWさんにお尋ねしたものです。ですがYELLOWさんは、英語の“きっと上手くいく10の解決法シリーズ”『心配性』、『自信をはぐくむ』(創元社)も翻訳されています。心配性の人が『心配性』を??とボランティア仲間とからかったものです。心配性にお悩みの方は、ぜひどうぞ。
(誰かが持ち帰ったのか…本の写真がなくてスミマセン)

今日は寒くても湿気があるので、ホッとしますね。バツバツバツとおまじないをやって、もう一働きしましょう。

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人