その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

2012年、少しでも良い年になりますように。

 J-WAVEをつけるとマチュピチュについて語っていた。耳を澄ます。

 1911年、アメリカのある考古学者がペルーの高地を登っていて一休みした時、一陣の風が吹いて、草に覆われていた古代の遺跡を発見したという。  
 高度の文明を誇っていた古代都市の人々が忽然と消え去ったのは現在でも謎とされているが、アメリカのある作家がこう書いているそうだ。

 「彼らはそこにいる。身体を放棄して魂だけになったのだ。究極の進化を遂げた彼らは、いつもそこにいて、我らを見ている」
 
 思わず、涙があふれ出た。


 大変なことがあった今年もあと2日。
 出勤途中にいつも前を通る花屋の飾りつけも、クリスマスのポインセチアから、あっという間にお正月の花々に変わった。
 少し遠回りになるのだけれど、花々やグリーンの色と香りのシャワーを浴びたくて、毎日この前を通る。商品だけれど、それはまあ、我慢。
 ともかく元気でやっていきましょうね。

 来年は少しでも良い年になりますように。穏やかで幸せな年になりますように。 みなさん、良いお年を!

   
 
 

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人