昨年のクリスマス前、ようやく出来上がった『草森紳一が、いた。』を執筆者の方々にお送りして年を越えました。
それから3ヵ月。特別に宣伝活動をしているわけでもないのですが、いくつかの新聞やネットで採りあげていただき、本当にありがたいことと思っています。
『週刊読書人』の書評タイトルは、「遊戯の神に見入られた人 時代時代の草森さんとの思い出、想いが語られる」です。
筆者は雑文家という肩書で、『「絵のある」岩波文庫への招待』等の本をお出しになっている坂崎重盛氏。
草森さんの古い友人で、難産の末に出た(草森さんの本はどれも難産かもしれませんが!)
『北狐の足跡 「書」という宇宙の大活劇』(1994年・ゲイン)の企画者でもあります。
「〜〜大倉舜二氏による草森さんの写真は、ぼくが会っていた草森さんとは別人の気配を発している。〜〜手に負えないですね。草森さん、という人。〜〜この本を草森さんと一緒に手にして、草森さんの批評や感想を聞きたい気がしてしょうがない。〜〜 」 文中の言葉に、深い友情を感じます。