その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

「草森紳一蔵書目録」のこと…… (NO.2)

 時折、草森紳一蔵書整理プロジェクトで作成した目録の出版についてお尋ねをいただきます。
 7ヵ月かけて入力した膨大なデータはあります。それをせめて冊子にまとめたり、ネット上で検索できるようになればと考えるのですが、校正作業ができないまま帯広大谷短期大学にお送りすることになりました。校正は悲願です。
 北海道にお送りした段ボール箱731箱のうち、ほぼ70パーセントが資料室の本棚に並べられた状況と田中教授から伺いました。本棚に並べることができたら、次は校正作業に進むことができます。前進しているのはうれしい限りですね。

 やや古いニュースで恐縮ですが、昨年の12月9日、NHKTV「おはよう北海道」で草森蔵書への取り組みが約5分放送されました。NHK帯広の制作で、東京取材から始まり、大谷短大の草森記念室、旧東中音更小学校の資料室で整理するボランティアの方々も紹介した充実の内容でした。

 この5月の連休には東北大学の中国文学・文化をご専門の先生が見学にいらしたとか。正確な目録が完成すれば、資料検索も可能になるでしょう。スムースな進行を心の底から祈りたいと思います。時期が来れば、校正ボランティアとしてかけつけたいですね!

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人