その先は永代橋 草森紳一をめぐるあれこれ

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。 このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。写真 草森紳一

「もの書き」草森紳一の蔵書約3万冊は、2009年11月故郷の帯広大谷短期大学に寄贈されました。このブログでは、以後の草森紳一関連ニュースをお伝えしていきます。 写真 草森紳一

川村湊氏の「今年の3冊」に、『李賀 垂翅の客』。

今年もあと2日を残すばかりになりました。
十勝の蔵書整理ボランティア内田さんから第三週に年内の作業を終えましたと丁寧なお葉書をいただきました。
また高山さんからは、「李賀の本が紹介されています」と北海道新聞(12月22日)をお送りいただきました。

書評欄の執筆者ら16名による「今年の3冊」中、文芸評論家の川村湊氏の欄に『さよなら、オレンジ』(岩城けい)、『ヤマネコ・ドーム』(津島佑子)と並び、『李賀 垂翅の客』が入っていました!

「〜〜30年以上前に未完のまま中絶した、唐の詩人・李賀(李長吉)の評伝が、作者の死後ようやく単行本化された、作者の初期の代表作といえるものが、こうしてよみがえったことを寿ぎたい。「二十にして心すでに朽つ」と歌う詩人の虚無感は、現代にこそふさわしい。」とあります。


このような時代ですが、良いお年を! 
2014年、皆様のご多幸を心よりお祈りいたします。

崩れた本の山の中から 白玉楼中の人